2024年03月29日

春に不安定な自律神経【自律神経に及ぼす鍼灸刺激】

こんにちは。

大分県の鍼灸院『おおさこ鍼灸接骨院』です。

三月になり、菜の花が咲いて春が近づいています…
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でも、三月は卒業シーズンに入るためか花が咲き誇っていても

少し寂しいような、充実感があるような、新年度は上手くやっていけるのだろうか?

…と、入り混じった複雑な心境にある方が多い感じがします。

でも、とりあえず試してみながら小さく前進するのもオススメです。

患者さんとお話していても、ついつい聞き入ってしまう季節です。


ちなみに、僕自身は全くどうでもいいような違う悩みに悩まされています。

前回のブログ通り“少し良いテイッシュ”を購入するほど

ヒノキ花粉も多くなりつつあり、花粉症+黄砂と戦う日々です。

悩みが軽いですね(笑)
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さて、気温や気持ちが不安定になりやすい「自律神経」についてです。

ここ最近“鍼灸のメカニズム”“客観的な鍼灸効果”について書いていますので

自律神経に及ぼす鍼灸刺激を紹介しと思います。


「そもそも自律神経とは」

自律神経=副交感神経 + 交感神経

で、構成された体のオンとオフを調整する為の神経です。

副交感神経 → リラックス、休養モード時の
交感神経  → 運動、活動時モード


と、体の中枢神経には意識しなくてもオンとオフが入れ替わる作用・機能がついており

この機能によって人間の体は適した状態を作り出す事ができるのです。
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「自律神経の影響」
この自動調節機能の自律神経は、意外にもカヨワイ部分が存在し

・気温の変動
・気圧の変動
・精神的な刺激
・ホルモンバランスの変動

…などで、大きく影響を受け間違った自動調節をしてしまい

夜に寝れない、いつまでも眠気が続く、動悸がする、汗を異常にかく、イライラしやすい
などなど、多くの症状を伴う“更年期障害”や“自律神経失調症”を発症します。

特に春・秋など季節の変わり目に差し掛かると

多くの症状が出やすく、悩まれている方が増える印象があります。
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「鍼灸施術での効果」
日常では自律神経の作用が“体の最適化”に使われていますが
それが全くの真逆だと、とても不便なものになります。

その真逆になってしまったものを「反射」という作用を使って回復させます。

(例)正常時:空腹感 → 食事 → 消化・吸収 → 排出
   
   体調不良時:空腹感が無い → 食事 → 消化不良、胸やけ → 便秘、下痢

のように、体調不良時は上手く栄養の吸収や排出ができず、
体内循環に滞りができることが多いです。
これが、また違う部分での障害になったりと負のスパイラルとして連鎖が起きることが多いです。

そこで、上記にも書いた「反射」という作用をツボ刺激で起こし

体を回復させていきます。

内臓の状態が悪い → 体表の変化が起きる
          (肌ツヤが悪くなる、筋肉が硬くなる、デキモノができる…)

この体表の変化を逆に起こして、内臓へ刺激を与え自律神経を整える事をしていきます。

内臓の状態が悪い ← 体表の変化に関する“ツボ刺激”を起こす

反射の詳しい内容はコチラで【http://osako-treat.sblo.jp/article/190774419.html

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※人間は変化を嫌う(※ホメオスタシス、恒常性の維持)
3月・4月といえば、古い物事から新しい物事へのシフト期間だったり準備期間だったり

変化の大きい時で心身共に大きなストレスが加わる時です。

そして、人間というものは必ず「変化」「新しい事」というものに抵抗や苦手意識が出ます。

理由は、性格的なものだったり,根性がないというわけではなく

本来人間が備わっている「ホメオスタシス、恒常性の維持」という機能があるがためです。

これは、
・病態から元の状態に戻ろうとする,
・体温を一定にしようとする,
・血圧や血糖値を一定値に戻そうとする
…などなど、いつもの状態になろうとする機能の事です。

なので、新しい事を始める不安,変化に対しての抵抗感はあって当たり前ですし

いつもと違う取り組みを続けれないのも当たり前だと思います。

もう少し力を抜いて身を任せる感じでいくことが上手くいく秘訣かもしれません。



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【おおさこ鍼灸接骨院】
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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 施術について

2024年03月07日

鍼灸施術の治療的作用の色々。

こんにちは。

大分市鴛野の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。


3月になりました!

花粉症の症状が激しく出ていて、鼻をかむ回数に比例して鼻が摩擦でカサカサになるので

最近、少し良いテッシュを使い始めました。
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値段が少し高く“プレミアム”みたいなパッケージなだけに

柔らかく鼻に優しさがあり、とても良い感じです。

でも、なんでこんなに 普通⇔プレミアム は違うのか調べると


“ティシューの丈夫さをきめる針葉樹〈N材〉と、柔らかさ、きめ細やかさを決める広葉樹〈L材〉。
その割合に改良を加え、原紙表面の繊維の凹凸を軽減することで、よりやわらかく、なめらかな肌ざわりを実現しました。”

※クリネックス
リンク先引用https://kleenex.crecia.jp/premium/


なんだそうです。

また、味にも違いがあるのは皆さんご存じでしょうか?

少し良いテッシュは甘いんですよ!!
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コレ、僕の味覚がオカシイのかな?と思い調べてみると


メーカーHPにも理由が書かれており、
“「鼻セレブティシュ」には保湿成分としてソルビットが含まれています。ソルビットは果実や海草類などに含まれている天然の甘味成分です。ソルビットは植物からとることもできますが、現在では合成の技術が発達して、じゃが芋やとうもろこしのでん粉を加水分解したブドウ糖を原料に量産されるようになりました。純粋なものは白色、無臭の粉末で、甘味、吸湿性があり、水に容易に溶けることから、食品の甘味料、保湿剤、柔軟剤などに幅広く利用されています。ただしティシュペーパーは食品ではありませんので、積極的に口に入れたり、食べたりしないで下さい。”
※リンク先「ネピア」から引用
https://www.nepia.co.jp/company/faq/#:~:text=%E3%83%8D%E3%83%94%E3%82%A2%E9%BC%BB%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AF,%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%3F&text=%E3%80%8C%E9%BC%BB%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%AF,%E5%A4%A9%E7%84%B6%E3%81%AE%E7%94%98%E5%91%B3%E6%88%90%E5%88%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
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安心したような…自分だけの発見かと思っていたらの複雑な心境になりました。(笑)

さて、今回は前回に引き続きの【鍼灸の効能】についてです。

分かりやすく箇条書きでまとめてみましたが…

少し量が多い感じもします。

ただ、効能や作用が多い分「鍼灸の適応症」が多いの事実です。

同時に鍼・灸などの使い方も様々な方法があり、オーダーメイド的な施術が可能です。

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鍼灸治療の作用(8種類・10個)

A、調整作用
組織や器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する作用
@興奮作用
感覚の鈍さや消失、運動麻痺のような神経機能の減弱や内臓器官の機能低下に対して

A鎮痛作用
疼痛などに対しての異常な興奮している疾患に対して


B、誘導作用
患部直接or遠隔部での鍼灸刺激による血管に影響を及ぼし、血流量の調整をする
B患部誘導法
局所の血流障害に対して直接患部刺激により、他の部分から血流を誘導してくる

C健部誘導法
患部の炎症反応や出血がひどい場合に、遠隔部分の刺激から血流を遠隔部分に誘導する


C、鎮痛作用

D、防衛作用

白血球や大貧食細胞などの増加により、各種疾患の治癒作用促進や生体防衛を高める

E、免疫作用

F、消炎作用

施術による白血球増加から施術部分への遊走
また、血流改善により病的な滲出液などの吸収促進させ、生体の防衛力が高まる

G、転調作用
自律神経失調症やアレルギー体質などを改善し、体質を強壮にする

H、反射作用
組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する




よく言われる、体質改善や自律神経なども

上記にある効能から改善が見られます。

意外と、肩凝りや腰痛だけでしか使われないかと思いきや

色々と対象になるものが多いので、一度体験してみるのもオススメです。

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posted by 院長・佐藤 at 20:16| Comment(0) | 症例・治療内容