大分県の鍼灸院『おおさこ鍼灸接骨院』です。
三月になり、菜の花が咲いて春が近づいています…
でも、三月は卒業シーズンに入るためか花が咲き誇っていても
少し寂しいような、充実感があるような、新年度は上手くやっていけるのだろうか?
…と、入り混じった複雑な心境にある方が多い感じがします。
でも、とりあえず試してみながら小さく前進するのもオススメです。
患者さんとお話していても、ついつい聞き入ってしまう季節です。
ちなみに、僕自身は全くどうでもいいような違う悩みに悩まされています。
前回のブログ通り“少し良いテイッシュ”を購入するほど
ヒノキ花粉も多くなりつつあり、花粉症+黄砂と戦う日々です。
悩みが軽いですね(笑)

さて、気温や気持ちが不安定になりやすい「自律神経」についてです。
ここ最近“鍼灸のメカニズム”“客観的な鍼灸効果”について書いていますので
自律神経に及ぼす鍼灸刺激を紹介しと思います。
「そもそも自律神経とは」
自律神経=副交感神経 + 交感神経
で、構成された体のオンとオフを調整する為の神経です。
副交感神経 → リラックス、休養モード時の
交感神経 → 運動、活動時モード
と、体の中枢神経には意識しなくてもオンとオフが入れ替わる作用・機能がついており
この機能によって人間の体は適した状態を作り出す事ができるのです。

「自律神経の影響」
この自動調節機能の自律神経は、意外にもカヨワイ部分が存在し
・気温の変動
・気圧の変動
・精神的な刺激
・ホルモンバランスの変動
…などで、大きく影響を受け間違った自動調節をしてしまい
夜に寝れない、いつまでも眠気が続く、動悸がする、汗を異常にかく、イライラしやすい
などなど、多くの症状を伴う“更年期障害”や“自律神経失調症”を発症します。
特に春・秋など季節の変わり目に差し掛かると
多くの症状が出やすく、悩まれている方が増える印象があります。

「鍼灸施術での効果」
日常では自律神経の作用が“体の最適化”に使われていますが
それが全くの真逆だと、とても不便なものになります。
その真逆になってしまったものを「反射」という作用を使って回復させます。
(例)正常時:空腹感 → 食事 → 消化・吸収 → 排出
体調不良時:空腹感が無い → 食事 → 消化不良、胸やけ → 便秘、下痢
のように、体調不良時は上手く栄養の吸収や排出ができず、
体内循環に滞りができることが多いです。
これが、また違う部分での障害になったりと負のスパイラルとして連鎖が起きることが多いです。
そこで、上記にも書いた「反射」という作用をツボ刺激で起こし
体を回復させていきます。
内臓の状態が悪い → 体表の変化が起きる
(肌ツヤが悪くなる、筋肉が硬くなる、デキモノができる…)
この体表の変化を逆に起こして、内臓へ刺激を与え自律神経を整える事をしていきます。
内臓の状態が悪い ← 体表の変化に関する“ツボ刺激”を起こす
反射の詳しい内容はコチラで【http://osako-treat.sblo.jp/article/190774419.html】

※人間は変化を嫌う(※ホメオスタシス、恒常性の維持)
3月・4月といえば、古い物事から新しい物事へのシフト期間だったり準備期間だったり
変化の大きい時で心身共に大きなストレスが加わる時です。
そして、人間というものは必ず「変化」「新しい事」というものに抵抗や苦手意識が出ます。
理由は、性格的なものだったり,根性がないというわけではなく
本来人間が備わっている「ホメオスタシス、恒常性の維持」という機能があるがためです。
これは、
・病態から元の状態に戻ろうとする,
・体温を一定にしようとする,
・血圧や血糖値を一定値に戻そうとする
…などなど、いつもの状態になろうとする機能の事です。
なので、新しい事を始める不安,変化に対しての抵抗感はあって当たり前ですし
いつもと違う取り組みを続けれないのも当たり前だと思います。
もう少し力を抜いて身を任せる感じでいくことが上手くいく秘訣かもしれません。
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