2024年04月25日

最高のコンディションとは?【スポーツでのコンディション作り】

こんにちは!

大分市敷戸の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

GWはどうお過ごしでしょうか?

今年は、何となく連休・祝日が長い感じがしています。
※おおさこ鍼灸接骨院は、5/3㊎.4㊏.6㊊は午前中通常診療しています。
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部活動や競技をしている学生さん・社会人さんにとっては

一日を通して長い時間の練習・連続の合宿・試合など…

僕自身は嫌で嫌で仕方なった記憶がよみがえります。苦笑

でも、現部活生や社会人スポーツをしている方々をみていると

「自分がしたい事」
「これが目標だ!」

という、好きでやっている方が多くて驚きます。

むしろ、若いのにすでに自分の好きな事が分かっていて

目標や目的をもって競技・部活の練習、稽古に打ち込めている姿は脱帽です。

そして、支える親御さんや家族などの立場からは

つい応援したくなる気持ちも十分わかるな〜

と、連休前の今日この頃実感しています。
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さて、そんな大切な試合や選考会などに限らず

試験、プレゼンなど大切な日の為までに最適に効率よく整えておきたい

【コンディション】の話です。

プロでもアマチュアでも、コンディション作りは難題で

100%のベストコンディションで試合や大会など本番に合わせれる方は

本当に少ないと思います。

まずは、100%のベストコンディションが作りづらい原因から書いていこうと思います。

大まかに分けて2種類あります。

@トレーニングによる原因
Aストレスによる原因


この2種類の原因はさらに細かく分類でき


@トレーニングによる原因

・トレーニング量による体調不良(風邪など)
・トレーニング量による筋疲労や体重オーバーなど

→試合前に練習量を減らすことが怖くなり過度に追い込んでしまう事が切っ掛けで
疲労が残り動けない、体調を崩すなどがある。
また、逆に練習量の減少によりベスト体重・体重オーバーによる失格などがある。
これは、自分自身で気づけないことが多いが、
同時に監督と選手などの間でのコミュニケーション不足などからも起こりやすく難題の要因になりうる。




Aストレスによる原因
・物理的ストレス
→気温、気圧、気候などがある。
高地トレーニングや低酸素でのトレーニングでのトラブルや
現地と練習場所でのギャップなどがある


・化学的ストレス
→空気汚染、食物トラブル、水質汚染など
海外旅行で水が合わず下痢になったり、食物の違いから便秘になるなど
今年のパリオリンピックでの水質問題でも話題になった内容


・精神的ストレス
→世間からの期待によるプレッシャーもあるが、
選手と監督・コーチ間での人間関係などによるトラブルなど
人間摩擦による事が多い


・生理的ストレス
→身体的な病的ストレス
捻挫や打撲などの整形外科的なケガ。消化不良、貧血肝機能障害などの内科的なものなど
病的なもの。


・生物的ストレス
→感染症(風邪・インフルエンザ)などのウイルスや細菌など。
また、時差ボケや減量失敗などがこの分類に入る


になります。

このように、大会・試合や大事な試験などに合わせた

環境やシチュエーション作りの練習・トレーニングから

自分自身のコンディション把握まで、本番までにすることは意外と多いものです。
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また、本番までの期間に合わせた練習やトレーニング期間・配分についてですが

@準備期
・トレーニングの質を落とし気分転換を行う時期
(試合、大会終了直後だったり、リハビリなどの時間)
・強度を落として、量に時間を費やす時期



A鍛錬期
・量と質を高め、自分自身を追い込む時期
・身体能力を高め、体力の向上を促す
※本番直前で焦らないように、この時期で自分自身の不安や
技術を身につける
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B仕上げ期
・鍛錬期での疲労を取りつつ、体の能力に切れを作る時期
※効率的な動きや考え方を取り入れられるようにする
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C調整期(試合の1〜2週間前位)
・質、量ともに落とし、疲労を取り除きつつ体調を整える時期
※ここで鍛錬期のようなハードワークをせずに、
当日まで心身共に無理をしない。

※試合1週間前位からは、体力・感覚を落とさないような練習を行う。
→(例)陸上の長距離選手は、短距離のスピードメニューを1週間に数回取り入れる



という区分作りが大切です。



【スポーツ、運動での疲労】
疲労と聞くと、悪いイメージが大きいが役目があり

@健康を維持するための防御反応
→身体の恒常性維持に関与しており、オーバートレーニング時のサイン

A体力向上への関与
→体力自体が付くと、疲労・乳酸値が高くならなくなり疲れづらくなる
(自分自身の基準値を上げてくれる)


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ゴールデンウイークのような連続した休みは、一年でなかなか取れない!!

思い切った連休にしたいと思う方は多いはずですが…

人間なかなか“動き続ける”など『継続』し続けると疲れや体調不良など

体の健康を害する結果になりますので、

メリハリある休日・連休を過ごしていただきたいと思います。

また、こんな時期を使って自分自身を鍛錬したり

心身共にリカバリー・疲労回復の時期に費やすのも良いかもしれません〜




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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
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posted by 院長・佐藤 at 19:00| Comment(0) | 健康バロメーター

2024年04月18日

五月病の前兆?加齢だけではない体力の衰え【疲労と体力について】

こんにちは!

大分市鴛野の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

桜も一気に咲いて散り、気温も段々上がってきました〜
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新天地や新しい環境などには慣れましたか?

いや、慣れるというよりも

現在、必死過ぎて「時間が溶けるように無くなっていってる」感じの方が多いと思います。

本当にお疲れ様です。

“新人”といわれる方は、何もせずとも良いにも悪いにも

目立つ・注目される存在です。

自己PRや頑張り過ぎずにいつもの感じでやっていって欲しいなと応援しております。


さて、そんなに頑張り過ぎているつもりでもないのに

週末・休日に体の疲労感が酷く

「体力が無くなったかな」
「歳を取ったかな〜」
「最近、よく寝れていないからかな」
「老化を感じる」

と、ついつい思って嘆いてしまう方も多く

“五月病の前兆”なんてメディアでは取り上げられ始める時期です。

そんな、疲労と体力についての内容を少しご紹介します。

『そもそも体力とは?』

を細かく少し専門的に分類して書いてみます。
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体力とは、=長く走れる、長く泳げる事だけではありません。
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病気では、体力が大切です。なんて事も聞いたことがあると思います。

“体力”と一言にいえども持久力などの筋力的なものだけでなく

下記のような形で分類することができます。


・『行動体力』
@行動を起こす能力
A行動を持続する能力
B行動を調整する能力

・『防衛体力』
@物理化学的ストレスへの抵抗力
A生物的ストレスへの抵抗力
B生理的ストレスへの抵抗力
C精神的ストレスへの抵抗力


『行動体力』 + 『防衛体力』 = 『体力』
 

と言われるものになります。

それぞれ細かくいくと

『行動体力』
@行動を起こす能力
→筋力、筋パワー

A行動を持続する能力
→筋持久力、全身持久力(呼吸循環機能)

B行動を調整する能力
→平衡性、敏捷性(びんしょうせい)、巧緻性(こうちせい)、柔軟性


『防衛体力』
@物理化学的ストレスへの抵抗力
→寒冷や暑さ、低酸素、振動など

A生物的ストレスへの抵抗力
→細菌、ウイルスなど

B生理的ストレスへの抵抗力
→運動、空腹、不眠、時差など

C精神的ストレスへの抵抗力
→不快、苦痛、恐怖など


このように、大きく二種類から“体力”というものが構成されており

ただ運動をすれば、体力が上がるというものではなく

鍛えると同時に、難しく矛盾しているように感じると思いますが

体のストレス・疲労を取ることも大切です。

ここでいう疲労というのは、以前のブログにも書かせて頂いた内容に重複しますが
http://osako-treat.sblo.jp/article/188761715.html

過度のリフレッシュ・回復が追い付かない『ストレス』⇒ 『疲れ』

に変換されて、発熱や痛みなど身体の本格的な不調へと移行していくので注意が必要です。

なので、旅行や行事の後などに体調を崩してしまうのはココが原因かもしれません。
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このストレスも、“体力”と同様に精神的なものばかりではなく種類があります。


・精神的ストレス…人間関係、心理的な不安など

・身体的ストレス…病気、ケガなどの身体自体の不調

・化学的ストレス…過度のアルコール、喫煙、アレルギー物など

・社会的ストレス…近所付き合い、家族内での関係など

・物理的ストレス…紫外線UV、騒音、気圧、気温(高気温・超低温)など

・生物的ストレス…ウイルス、細菌感染など


これらの何が原因なのかを自分自身、又は客観的な意見から考えることが

まず大切です!

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ちなみに、『疲労』と『疲労感』は実際には類似してるものの

違うものになります。

疲労 ⇒ 身体の細胞の機能低下
疲労感 ⇒ 「飽きた」「面倒になった」などの感覚的なもの

この二つは、「疲労感」を感じて「疲労」になるといった様に

必ず同調しているわけではなく、

・「疲労感」を感じずに趣味に没頭し続ける
・「疲労」は無いが面倒な仕事で「疲労感」が満載

など、アンバランスな関係にあります。

なので、大きな症状が出る前の予防が一番大切ですが

自分のバイタルリズムが分からない方が多数ですので初期症状時に
(片頭痛、軽いめまい、不眠症状…など)

鍼灸治療で重度にならないよう予防・回復がオススメです。



※GW連休中の施術時間のお知らせです!!

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posted by 院長・佐藤 at 19:00| Comment(0) | 日記

2024年04月11日

スポーツ傷害【野球肩の種類】

こんにちは!

大分市の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

九州では、特に大分県では一気に桜が満開になり

桜が散り、初夏を迎えようとしています。
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季節の移り変わりは本当に早いですし、植物や行事などから四季を感じるようになり

自分自身の歳の経過も実感します(笑)

先日、休日に家族で小旅行で佐賀県へ行ってきましたが

観光するのも歴史的建造物や

自然が作り出す「虹の松原」など行ったことがあり
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知ってるつもりだったのにも関わらず…

意外と初めての事や初めてココまで足を運んだなんて事も旅行中多かったです。

身近な物事でも「初」が多くなるように、視野を広げて今年度も頑張っていきます〜(笑)

でも、今回はテレビや雑誌・SNSでみる画像や動画以上に

現地での本物は、すごく五感に伝わってくる凄さがあり

想像以上に素晴らしい小旅行になります。

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野球肩には種類があり

俗に言う野球肩とは
→野球での投球動作によって、引き起こされる肩関節の障害を総称して
"野球肩”といいます。
この野球肩は靭帯、腱、筋肉、骨棘、関節包…など様々な原因があり
総称から細分類化され初めて、原因と目的に合わせた治療することで意義が出てきます。
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数多くあります細分類化すると

代表的な外傷として

@「上腕二頭筋長頭腱炎」


A「腱板炎・腱板損傷」


B「インピジメント症候群」


C「ベネット変性」


D「リトルリーグ肩」


E「肩甲上神経障害」


F「腋窩神経損傷」


などになります。

大まかに概要を書いていきます。


@「上腕二頭筋長頭腱炎」
→上腕二頭筋長頭腱が付着する部分や骨との摩擦が多い部分(結節間溝付近)
での炎症が多い。また、反復的動作により腱の脱臼する場合も多く注意が必要な外傷です。
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A「腱板炎・腱板損傷」
→肩関節の動作や固定は筋肉に依存しており、その主要な筋肉を腱板(ローテーターカフ)
といい、その中で働きが多い棘上筋でのトラブルが多い。
上腕骨と肩峰の隙間での摩擦など、痛む部分は部分的な事だったり
動作によって違ったりする。
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B「インピジメント症候群」
→投手のようなオーバーハンド動作の繰り返しで、
上腕骨が他の骨や靭帯(肩峰・烏口肩峰靭帯・烏口突起)などに衝突し炎症が起きる。
挟みこみが原因で起きるスポーツ外傷。
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C「ベネット変性」
→肩の使い過ぎにより、骨棘ができるもの。
場所は肩甲骨関節窩、後下方部分にでき、三角筋周囲に痛みが広がる
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D「リトルリーグ肩」
→負傷する年齢層が骨端線が閉鎖する前の少年野球の子供。
投球中、投球後も痛みが継続する症状が特徴的。
状態としては、上腕骨近位骨端線離開


E「肩甲上神経障害」
→肩甲上神経の絞扼障害。
肩甲上神経は肩甲上切痕と棘窩切痕の部分での絞扼が好発する。
症状としては、棘上筋と棘下筋の筋委縮が痛みと共に顕著に現れる。


F「腋窩神経損傷」
→腋窩神経の絞扼障害
肩の後方で、大円筋・上腕三頭筋長頭・肩甲外縁・肩関節下方の間を通過する際に
絞扼障害になりやすい。
症状は三角筋の萎縮、肩の外側の知覚障害、疼痛。


このように“野球肩”といえども、種類は様々です。

また、症状は似てながらも年齢、守備ポジション、体の使い方、練習・トレーニングの内容…

などなど、様々な事柄から考察すべき深いスポーツ外傷が“野球肩”なのかもしれませんね。

保存療法&リハビリ、テーピングなどを行いつつの施術や病院受診しながらの施術にも対応しています。

直接的な鍼灸治療も可能ですので、ご相談から承っております!





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posted by 院長・佐藤 at 19:00| Comment(0) | 肩関節