2024年05月10日

朝晩の寒暖差でも多い【慢性頭痛】について

こんにちは!

大分市の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。


GW明けですが、体調はいかがでしょうか?

連休中も施術・仕事をしていましたが、僕自身も少しきついです。苦笑

というか、今週は社会全体が何だか五月病なのか?少し重い感じが伝わってきます。

ちなみに、連休は仕事もさせて頂いてましたが〜

自宅の蔵・倉庫の片づけもしていて、使わなくなった食器や衣服、ダンボール…などなど

たくさんのゴミをまとめる事ができました!
cropnerusan0614.jpg
狭い空間なので、直ぐ終わると思いきや収納グッズの効果なのか

二日間を費やし、やっと終わりました。

身体は何だか筋肉痛もあり重いですが、気持ちは軽やかにいきたい!

と、思いつつ通常施術しています!


さて、五月ながら朝晩の寒暖差が大きいですねー

最近、【頭痛】で悩まれている方が増えつつあるので

少し【頭痛】についてブログを書いていきたいと思います。

そもそも頭痛には、大体367種類もあり全部を書く事ができないので

今回は”三大慢性頭痛”について書いていきます。

@緊張型頭痛
A片頭痛
B群発性頭痛

が、三大慢性頭痛になります。

それぞれ詳細を書いていきます。
cropmiyuPAUI2387.jpg



@緊張型頭痛
子供〜中高年の幅広い年代に多く、全体の60%はこの頭痛です。


「原因」
・主に人間関係や精神的ストレス
・長時間のデスクワークなどの身体的ストレス
→血行不良


「痛み方」
・両側性
・頭自体をギューと締め付ける痛み
※歩行、階段を上るなどの動きで悪化はしない



「痛みの度合い」
・寝込むほどではない
・首肩が凝る
・フワフワしためまいがある
・毎日のように頭が重い
・一日中締め付けられている感じがする
・気分が晴れる事がない


cropmiyuPAUI2397.jpg


A片頭痛
日本での片頭痛患者は約840万人と多い
特に、20代〜40代に多く
女性 > 男性 (※約3.6倍)
発作的に何度も起こる


「原因」
・睡眠(不規則な睡眠時間)
→セロトニンホルモンの活動が一定にならない

・食事(血糖値低下、空腹・満腹中枢のある視床下部は自律神経の中枢で体のリズムと同じ為に
規則正しい食事が大切)
→赤ワインなどのポリフェノールが問題視される事が多いが実際は「チラミン」という成分が血管作用を起こす
cropPAK55akaiekilass.jpg
・光
・気候、環境変化(台風などの低気圧、クーラーの風など)
・匂い




「痛み方」
・脈を打つような痛み
・頭の片側が痛む事が多い
※両側の場合もありうる

・週に2回〜月に2回程度の形でおこる
・頭痛が無い時はケロッとしている
・痛みだすと4時間〜72時間は継続する


「痛みの度合い」
・中程度から重症の方が多い
・動いたら頭痛がひどくなる
・発作時は吐き気、嘔吐を伴う
・光や音、匂いなどに過敏になる
・前兆に閃輝暗点(センキアンテン)がおこる
(目の前がキラキラとした星のようなものが見える事)

片頭痛 ⇔ 緊張型頭痛 では原因や対策が逆になるのでご注意を!!

血管拡張 → 片頭痛
血管収縮 → 緊張型頭痛

動くと痛む → 片頭痛
動くと楽  → 緊張型頭痛

温めると痛む → 片頭痛
温めると楽  → 緊張型頭痛

また、頭痛の頻度や状況把握では記録する事が大切。
日本頭痛学会の「頭痛ダイアリー」が無料で簡単に記録ができるのでオススメです。
https://www.jhsnet.net/dr_medical_diary.html


また片頭痛は、多くの有名人も苦しんだ頭痛で
芥川龍之介、樋口一葉、ジョンFケネディー…
などなど、たくさんの有名人は悩みが尽きなかったんでしょうね〜


cropookawapaui0330036.jpg


B群発性頭痛
血管拡張が原因で痛む
20代〜40代の若い男性に多い



「痛み方」
・片目の奥がえぐられるような痛み
・キリで刺されたような痛み
・じっとしていられないほどの激しい痛み
・痛い方の目が充血したり、涙、鼻水、汗などが出る
・必ず頭の片側が痛い
※この頭痛のみ、自分での意思で引き起こす事が可能
→お酒を飲む



「痛む頻度」
・1〜2ヶ月の間に群発(毎日のようにある)
※ある一定期間のみ

・痛む時間は1〜2時間程度


※この群発性頭痛は、激しい痛みの為に
大きな病気の前兆なのでは?と思う方も多いので
少し大きな病気での頭痛特徴をまとめておきました。


脳腫瘍(1〜2週間かけて徐々に痛みが増す)
・歩く時にふらつく
・呂律が回らない
・物がダブって見える
・手足に力が入らない


三叉神経痛
・片側の顔下2/3に強い痛みを発する事が多い


大後頭神経痛
・片側の後頭部に鋭い痛み





このように、頭痛といえども沢山の種類があり

適した処置というのも様々です。

頻繁、強烈で悩んでいる方は一度、検査する事をオススメします。

しかし、服薬や通院だけで治らないかたは鍼灸治療も是非オススメです。

一回で治るというより、毎日あった頭痛が 

→ 週5回 → 週3回 → 10日に1回・・・

と回数が減少していく形になります。

悩んでいる方は、是非お待ちしています〜

cropriraku0I9A9235.jpg












**********************************
【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
事前に電話・メールでのお問い合わせをお願いします。

(予約優先)
電話1(プッシュホン) 097−576−7739
メールする info@osako-treat.com

(急性腰痛,寝違い,坐骨神経痛,肉離れ、足首捻挫などのケガ治療
交通事故・持病の併用鍼灸施術なども気軽に電話・メールからの御相談どうぞ!)
**********************************
posted by 院長・佐藤 at 19:59| Comment(0) | 偏頭痛

2024年05月02日

膝のケガで多い【前・後十字靭帯損傷】

こんにちは!

大分市鴛野の鍼灸院『おおさこ鍼灸接骨院』です。

只今、ゴールデンウィーク真っ只中ですが〜

皆さん、どうお過ごしでしょうか?
apartment-8318376_960_720.jpg
僕はこの連休を使って、自宅の片づけ&網戸の張替え、窓ガラスの紫外線対策
サッシの塗装、洗車、倉庫の片づけ…色々しています。(笑)
corridor-1255827_640.jpg
ですが、家族全体が集まってBBQをするという話になったのですが

みんな同じことを考えているから?お肉屋さんは早朝から長蛇の列。
beef-4409138_1280.jpg
一日目は売り切れてなかったので、

二日目に再度早めに行きやっと買えました〜!

そして、今度は炭を買いに…
bbq-810545_1280.jpg
ゴールデンウィークは何かと忙しく活動させて頂いています。

しかし、同時に観光や旅行などでの事故もこの時期に多くなり
(特に大分県は田舎で自然しかない都道府県なのでドライブ&ツーリング、キャンプなどが目的で来県される方が多いです。事故や事件などには本当に注意してください。)

本当に注意が必要な時期です。

以前、往診中に出くわした積雪での時、

最重要なのは焦らず余裕の気持ちと準備が8、9割を占める

ということを学びましたが、まさにこの時期も似ています。
auto-736794_1280.jpg

今回は、少し専門的だけどスポーツをしている方には耳なじみな

【膝の前・後十字靭帯】についてです。
膝の靭帯といえば、大体がこの前十字・後十字靭帯の話になることが多いです。

それだけ、この靭帯が活躍する場面が多く,働きすぎてしまう事が多いという事にもなります。

そもそも人間は不安定な二足歩行なので、

・筋力不足などの加齢に伴う損傷
・急な運動を始めた際の損傷
・ストップ&ゴーの反復した運動
・膝が捻じれる動きをした際

など、不安定な二足歩行ながら
(車は四足歩行=動物、人は二足歩行=自転車・バイク みたいな感じ )
器用に動く人間ならではの仕方ない・しょうがないケガな気します。
girl-5087960_1280.jpg


「前十字靭帯と後十字靭帯の位置と役割」


前十字靭帯 → 脛骨の前方移動を制限する
DSC_0534.png


後十字靭帯 → 脛骨の後方移動を制限する
DSC_0522221.png


※前十字靭帯は、内側半月板・内側側副靭帯の付着があるために
損傷時は合併してのケガが多い。



「損傷した際の症状」

・損傷する多い原因
前十字靭帯 → @接触型(複合):柔道、ラグビーのようなコンタクトスポーツで膝の外転、回旋制限
                などが起きた際に損傷
        A非接触型(単独):バスケ、体操、ジャンプ時などに着地,急停止,急な方向転換など   
                の影響で大腿四頭筋の急な収縮が原因で起こる事が多い

後十字靭帯 → @接触型:交通事故、ダッシュボード損傷、柔道、サッカーなど脛骨粗面の打撲,膝の過               
            伸展・過屈曲などの脛骨が強制的に後方へ動かされたときに損傷する
DSC_0531.png


        A非接触型:膝関節の不安定での膝崩れなどの際


症状:基本的には膝関節の不安定さが顕著に表れるために、座って膝関節を90°に曲げ下腿部分を前後に引く・押す動作での不安定さを左右の膝で比べると分かる。
(引き出し現象・引き出し症状)

※前十字靭帯損傷直後は炎症反応が強く、
腫れる、皮下出血がある、ズキズキじっとしていても痛むなどの症状が強く
現れ、歩くことが困難になるケースが多い。
(内側側副靭帯や内側半月板の損傷も合併してる場合が多い為)
しかし、後十字靭帯では単独の損傷になることが多いので歩けるけど少し曲げると痛むなど、前十字靭帯と比べて軽度なために発見が遅くなることが多い。



「治療内容」

前十字靭帯 → 損傷された靭帯は十分に修復されづらい。損傷したままでの日常生活では、膝崩れが反復
       され前十字靭帯以外あの関節軟骨や膝半月板を痛める為に、膝崩れが起きないようにするの   
       メインで治療を組みたてていく。
       ※日常生活レベルでの不安定感がないものは、保存療法の適応

 
後十字靭帯 → 脛骨後方動揺が軽度の場合は、膝を軽く曲げた状態での固定。その後は、膝の可動域に合    
       わせて、固定の角度も変更する。また早期での運動療法も始める。
       ※関節の動揺が酷く、歩行が難しい場合は手術が望ましい。



**********************************
【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
事前に電話・メールでのお問い合わせをお願いします。

(予約優先)
電話1(プッシュホン) 097−576−7739
メールする info@osako-treat.com

(急性腰痛,寝違い,坐骨神経痛,肉離れ、足首捻挫などのケガ治療
交通事故・持病の併用鍼灸施術なども気軽に電話・メールからの御相談どうぞ!)
**********************************

posted by 院長・佐藤 at 19:00| Comment(0) | 膝関節