2024年05月16日

【免疫力とストレスの関係】について

こんにちは!

大分市の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

五月中旬に差し掛かり、初夏を感じますね〜
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今年も暑くなりそうなので、暑さ対策・熱中症対策は忘れずに。

我が家では、ついに取り付けて20年超えのエアコンを新しいエアコンに買い換えました!!

エアコンと言えども、
・前面部分が薄くなった物
・カラーが白以外でインテリア的な物
・省エネ、冷房機能が高性能商品
・中の中の方まで分解し家庭で掃除ができる物

知らない間に、技術が進んでいました。
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いや、20年の歳月が長かったのかもしれません〜

皆さんは連休も終わり少し時間も経過しましたが、通常運転に慣れましたか?

すでに、「次の連休がいつなのか?」

連休を名残惜しく思っている方も多いのではないでしょうか?

勤め人の性なのかもしれませんね。(笑)

しかし、逆に連休や休日を上手くリフレッシュ期間と使え

活力に満ち溢れている人も中にはいます。

この差について、今回【免疫力とストレス】という観点で書いていきます。


「そもそもストレスの役割とは?」
身を守るための本能的な防衛反応なんです

昔の原始時代などに天敵に遭遇して戦わなくてはならない状況時に
血圧、血糖値、体温の上昇、心拍数増加などの作用を使い戦っていた背景があります。
つまり、ストレス反応が高いのは生存確率が高くなる。
という、意外な良い側面もあるのです。



「ストレスの種類」
※“ストレス”という言葉には、物理的な言葉で“圧力”
という意味もあるために、

・物理的、精神的な刺激 = ストレッサー
(物理的ストレッサー、化学的ストレッサー、生物学的ストレッサー、心理的ストレッサー)

・身体の反応、症状 = ストレス反応


というようになっています。

ちなみに、現代人の半数がストレスを感じて日々の生活を送っています。
逆に半数はストレスを感じずに生活できているのは

=ストレスの感じ方に個人差が生じる為です

個人差が生じるのは、そのストレス原因に対して過去の記憶上

どのような記憶や感覚を、その人自身が持っているかで左右されます。


合わせてよく心配・不安になる人が多い

“起きてもいない未来の不安”がストレスに感じるのも

脳への脅威を事前に感じ、

不安 → 防御反応 → ストレス

の流れができるからです。
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「ストレスの切っ掛け」

そんなストレスを感じる切っ掛けとは何でょうか?
・自分に嫌なことが起きた
・他人に嫌なことを言われた、された
自分の意志と反したことが起きた、されたりすると起きる感覚がありますが
実は、もっと事が起きる直前の時が切っ掛けになっています。


@思い込み、決めつけ
理由、根拠が不十分な状態に自己判断(決めつけ)を
してしまう。そして、相手の言う事を頭に入れなくなってしまう。

A白黒思考
限られた情報の中や状況でも、AかBかハッキリ決めようとしてしまう。
どちらかの考えにこだわりを持ちすぎてしまい、ストレスにつながる。

B○○すべき思考
ルールを強く意識しすぎたり、過去の事に「こうすべきだった」と
過去への執着が強い考え方

C自己批判
あらゆる出来事、自分では制御できない事にも
自分のせいだと自分自身を責めて・批判してしまう考え方。

D深読み思考
根拠もないのに、一方的に相手の気持ちを決めつけてしまう思考
根拠が無いので、大きな誤解を生んでしまう事が多い。

E未来の先読み思考
将来の事を考えすぎてしまい、自分の行動や思考を止める・制限してしまう考え方
心配ばかりしてしまい、不安が掻き立てられ悪循環になる。


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「過度なストレスでの体への影響」
防御反応であるストレスですが、過度なストレス・長期にわたるストレスが原因での

体調不良 = 交感神経の活性化

につながり、様々な体調不良を引き起こしてしまいます。

・皮膚の異常(アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など)
・呼吸器系疾患(ぜんそく、かぜ症候群など)
・全身症状(肩こり、腰痛など)
・循環器系(心筋梗塞、狭心症、糖尿病など)
・消化器系(便秘、胃痛、下痢、過敏性大腸炎、胃潰瘍など)
・口内環境の異常(歯周病、虫歯の亢進など)
・過食症、嘔吐、味覚障害
・めまい、耳鳴り(メニエール、突発性難聴など)

ストレスによる交感神経優位が続くと、
上記のような疾患が起こりえます。原因として

・自律神経のバランスが壊れる
・ストレスホルモンの分泌
(コルチゾール・副腎皮質ホルモンにより、体内の血液中の糖度上昇,免疫力低下)

が原因としてあげられます。
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※肩凝りの発生する仕組み
ストレスにより神経を介して筋肉が緊張
→筋繊維の中で毛細血管が圧迫
→血流障害
→酸素不足、乳酸の蓄積
→蓄積されたものが神経を介して脳に伝達
→防御反応として筋肉の緊張
→→筋繊維の中で毛細血管が圧迫


「なくなる事が無いストレス」
ここまで、ストレスによる体調不良など

ネガティブな内容ばかりでしたが、“ストレス”はどんなに解決しようとしても

軽減はしてもゼロになくなることありません。

それは、人間が本来持っている本能的であり必要なものだからです。

ただ、ストレスが過剰で体調を崩さない「ストレスとの付き合い方」が大切になってきます。

ストレスに対して対処する行動 = コーピング

@問題焦点型コーピング
ストレスの原因を探り、原因に対しての直接的な行動を起こす

A情動焦点型コーピング
ストレッサーによって発生した怒りや不安、体の緊張を鎮めるもの

・認知的再評価型
問題の味方や発想を変えてみる

・情動処理型
家族など親しい人に話を聞いてもらう

・気晴らし型
好きな趣味や映画鑑賞などに没頭する 


あと、基本的ですが”生活リズム”を整え

規則正しい生活をすることがホルモンバランスや自律神経も整い

体調改善が大きく見込めます。

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posted by 院長・佐藤 at 19:00| Comment(0) | 季節