2025年02月27日

【肩関節周囲炎、関節唇の痛み】

こんにちは!

大分市星和台にある鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

気づけば、今週は2月最終週ですね。

2月は、やはり早い!そして寒い(笑)
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※先日の往診中の風景です。九州でも積雪がちゃんとあるから困ります。
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先週は受験を控えた方,受験生を支える側の方々にとって、

時間が本当に貴重だという事を書きましたが

3月に入れば卒業シーズンが直ぐに始まり…

本当に春が来て温かくなるのかな?!と思っていたら、

直ぐに夏になるんだろうな…と勝手に妄想しています。(笑)

喉元過ぎれば熱さを忘れるというやつで

いまの苦労・辛さが、皆さんにとって振り返れば良い思い出だったと思えることを願っています。

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さてさて、今回は【肩関節周囲炎、関節唇の痛み】についてです。

【肩関節周囲炎】

肩関節周囲炎とは、俗にいう“五十肩”“四十肩”の正式名です。

特別な原因がないが、50歳前後で起こる運動制限を伴った肩関節の症候群です。

原因が不明であっても、肩関節周囲組織の退行性変化を主として

過度の使用で慢性的な小外傷を繰り返した結果的に

・炎症による肩関節包の肥厚、短縮
・関節包の癒着

が生じたことが予測できる。

※合併しておこる肩周囲の炎症は様々で
・肩峰下滑液包炎
・回旋腱板(ローテーターカフ)
・上腕二頭筋長頭腱炎
・石灰性腱板炎
・関節唇損傷
…などなどがあり、関節包だけでなく広い視野での施術が必要になります。

『一般的な症状』
@急性期 → 2〜4週間
・激しい痛みが出現しており、炎症反応が顕著。
・動作の度に激痛で動作制限が著明

A拘縮期 → 6〜12ケ月
・関節可動域が制限され日常生活での支障が出ている時期
・可動域を越えた運動後は夜間痛が出やすい

B回復期 
・徐々に可動域が広がり、日常生活がしやすくなる
・運動痛や夜間痛も減少する


※持病、ライフスタイルなどにより個人差が大きく自然治癒する場合もあれば
関節拘縮が残る場合もあり、マニュアル通りでは上手くいかない事が多い。


※五十肩の症状と類似した症例『肩甲上神経障害』
『症状』
肩甲上神経の神経支配されてる棘上筋・棘下筋の萎縮
肩関節の動作に伴う痛み、動作制限(肩が挙がらない、五十肩に似た病態)

・肩甲上神経の場所
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肩甲上神経は、
頚椎の5・6番目の神経 ⇒ 腕神経叢 ⇒ 肩甲上神経

と、いった感じで分岐を繰り返して出来た神経になります。

※絞扼されやすいポイント
⇒肩甲上切痕と棘窩切痕部分が多く
上肩甲横靭帯・下肩甲横靭帯の部分に
ガングリオン,靭帯の肥大での神経圧迫も多いです。
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五十肩と合併する事が多い
【インピジメント症候群】


インピジメント = (意味)衝突

という意味になります。

『症状』
・睡眠時や夜間の痛みがある
・限定的な動きで痛みが出る
・痛いけど動かせるが、中途半端な角度での痛みが出る
・特に肩の前側〜外側が痛む

『原因』
・肩峰下面や烏口肩峰靭帯での衝突が起き、その結果腱板炎や肩峰下滑液包炎が起こる

※上記と逆パターンで、オーバーユースや肩関節の不安定性が起き
→腱板炎や滑液包炎が起こり
→本来腱板がスムーズに通る部分で衝突が起きて
(肩峰下面や烏口肩峰靭帯の下部分=第二肩関節)
→インピジメント症候群になる
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『鑑別について』
インピジメント症候群は、レントゲン撮影画像では診断が難しいために
患者さんの訴えや肩関節の動き,筋力や可動域などをチェックし鑑別する事が主になります。

腱板断裂 → 全く動かない、筋力の低下
インピジメント症候群 → 筋力低下は無い、動く範囲での痛みが限定的



五十肩 → 他人が手伝って肩を動かす事ができない、肩の可動域自体が狭まる
インピジメント症候群 → 他人の補助で動かせる、可動域は一部制限がかかる(または可動域は正常)



石灰沈着 → 痛み方は似ているが、レントゲンで石灰が映る
インピジメント症候群 → レントゲンでは正常



という風に、似ているようで実は全く違うものになったりと

なかなか自己判断では難しいケガになります。

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【肩関節関節唇(SLAP損傷)の痛み】

SLAP損傷は、肩の“関節唇”と言われる関節の軟部組織損傷になります。

そもそも“SLAP損傷”とは
 上腕二頭筋長頭腱を含む、上腕上方関節唇の損傷


『原因』
・投球動作などの繰り返し動作
・転んだ際。転ぶ際に手を突いて体を支えた時
(てこの原理,介達外力により関節が損傷)

が、大まかな原因になります。

※関節唇の役割
肩関節は元々、凹凸バランスが悪く
(上腕骨頭)3:(関節窩)1の割合で構成され
凹凸バランスが悪い。
そこで関節唇の役割として

関節唇 = 関節窩の深さを補うための存在

深さを関節唇が補うことで、関節の安定や脱臼せずに可動域を広げる事ができています。
また、関節唇は繊維軟骨性のもので、

上部 → 弾性
下部 → 非弾性

という、部分によって性質が違うために損傷損傷パターンも違ってくる。



『損傷の度合い分類』
→段階的に4分類

type1:
・上方関節唇の変性を伴い毛羽立ちする
・上方関節唇を含む、上腕二頭筋腱起始部の剥離が無い
・肩関節の外転、外旋位での水平過伸展強制(=投球フォーム)の原因

type2
・上方関節唇、上腕二頭筋長頭腱付着部分が肩甲骨頚部から剥離
・type1と同様の牽引ストレスの反復で起きる
・転倒などにより肩関節外転位で地面を突いた際に起こる

type3
・上方関節唇がバケツ柄様断裂
・反復性肩関節脱臼に伴うことが多い

type4
・上腕二頭筋長頭腱の縦断裂、上方関節唇の断裂
・腱板断裂も伴いやすい


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『基本的な治療内容』
※肩関節の状態、持病、ライフスタイル…など肩関節を取り巻くものが多すぎて
施術する内容は十人十色になります。

・肩関節局所、滑液包炎などの炎症反応を軽減させる
・可動域訓練の運動、ストレッチ
・不安定性の(肩関節の)動きを改善
・肩関節筋力を向上する運動療法
(少し痛む部分から離れた、肩甲骨や胸郭など動作訓練も同時に)
(※衝突が起きてる部分の拡張する意味ではなく、腕と肩甲骨の動きは連動しているので
動作のしやすさに貢献できます)




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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 肩関節

2025年02月20日

【疲れ・疲労感に積極的な“休息”】

こんにちは!

大分市敷戸駅近くの鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

2月は数日少ないだけなのに、2月下旬になろうかとしていて…

本当にあっという間な感じがします。

2月は特に寒くて、外出を控えてインドアな生活(寝る生活)を送っていたからなのか?!笑

個人的には、この寒い時期には石油ストーブの火を見ながら

ストーブの上で、おでん調理、石焼きいも調理などを寝ながら見ているのが僕の幸せ時間です。
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そんな呑気な僕のライフスタイルと反して…

受験生は、貴重な時間を切り詰めて勉強に励んでいる時期でしょうし

そのフォローをする保護者の方々のピリピリとした緊張感が凄い時だと思いますが、

力を入れ過ぎず、ほどほどな加減で最後まで自分なりに頑張って頂きたいです。

そんな頑張り過ぎから起きる、

・偏頭痛や目の周りのピクピクする痙攣
・逆に緊張感が強すぎての不眠
・不規則過ぎる生活から下痢・便秘などの胃腸の状態不良

…などなど、受験生だけでなく老若男女問わずよく起こる症状ですが

大部分が、無理をし過ぎた過労・疲労の場合が多いです。
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今回は、寝れば治ると思われがちな【疲れ・疲労感】についてです。

「疲れ・疲労感」などと聞くと、

どうしても真面目な気質がある日本人からすると、

「寝れば治る」
「ストレスが溜まっている」
「怠けてる」


など、ネガティブな印象や軽い感じで捉えてしまいますが

疲労というのは、「痛み」「発熱」に並ぶ

身体の危険信号になります。

痛み、発熱などは数字や症状として明白なものですが

疲れ・疲労に関しては個人の感覚的な感じが強い為に軽視されます。
(※動物は人間と違い疲れたら行動をストップします。
人間にもその本能が存在しますが、「これぐらい頑張らないと」と思う感情や思考が邪魔してストップできない様です。)

また、疲れたら回復の為に睡眠を取る事は重要ですが

活動 → 疲労 → 休む

のサイクルでは、なかなか寝て起きたら誰でも

“やる気”に満ちる!!って事は、出来ないのが現実だと思います。

なので、

活動 → 疲労 → 休む → 活力

という、サイクルで休んで活力を補充するクセが大切です。
※サイクルを作るには、完全に疲れ切る前に“休息”をする事がポイント


また、『疲労』と『疲労感』は実際には類似してるものの

違うものになります。

疲労 ⇒ 身体の細胞の能機低下
疲労感 ⇒ 「飽きた」「面倒になった」などの感覚的なもの


この二つは、「疲労感」を感じて「疲労」になるといった様に

必ず同調しているわけではなく、

・「疲労感」を感じずに趣味に没頭し続ける
・「疲労」は無いが面倒な仕事で「疲労感」が満載

など、アンバランスな関係にあります。

その為に、疲労感無く趣味や運動に没頭してしまい

気がついた時には、機能的に動けない・働けないなどの状態に陥ります。

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『疲れ・疲労感からの主な症状』

防御反応であるストレスですが、過度なストレス・長期にわたるストレスが原因での

体調不良 = 交感神経の活性化

につながり、様々な体調不良を引き起こしてしまいます。

・皮膚の異常(アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など)
・呼吸器系疾患(ぜんそく、かぜ症候群など)
・全身症状(肩こり、腰痛など)
・循環器系(心筋梗塞、狭心症、糖尿病など)
・消化器系(便秘、胃痛、下痢、過敏性大腸炎、胃潰瘍など)
・口内環境の異常(歯周病、虫歯の亢進など)
・過食症、嘔吐、味覚障害
・めまい、耳鳴り(メニエール、突発性難聴など)

ストレスによる交感神経優位が続くと、
上記のような疾患が起こりえます。


交感神経が優位になる要因としては
自律神経のバランスが壊れる
ストレスホルモンの分泌
(コルチゾール・副腎皮質ホルモンにより、体内の血液中の糖度上昇,免疫力低下)

が原因としてあげられます。

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では、どういう休養が大切なのか?ってなってきます。

実際に、僕自身も積極的な休養と題して

・週末はジムでトレーニング、ランニング
・気分転換に温泉に行ってみる
・ひたすら寝てみる(笑)

…などなど、色々してみたんですが

なかなか、毎回毎回「バッチリだ!」とはなりませんでした。

大切なのは、


肉体的・精神的ストレスを

日々、少しずつ休養して回復させるという事でした。

休養モデルは下記な感じ(※杉田・片野モデルを引用)
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このモデルを自分の疲労している部分と照らし合わせ、

休養モデルの組み合わせから自分の“疲労”に見合った方法を取る事ができます。

しかし、これを一気にではなく

日々、少しずつ行う事がコツのようです。

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(※資料:日本疲労学会より引用)
海外では日本人のような昼まで寝ているようなインドア的な
「休息=静」
という形での休息ではなく、リフレッシュ・チャレンジをするアウトドア的な
「休息=動」
という形で、キャンプやハイキング・家族でのバーベキューなどをすることが多いそうです。

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疲労の原因になる『ストレスの種類』

・精神的ストレス…人間関係、心理的な不安など

・身体的ストレス…病気、ケガなどの身体自体の不調

・化学的ストレス…過度のアルコール、喫煙、アレルギー物など

・社会的ストレス…近所付き合い、家族内での関係など

・物理的ストレス…紫外線UV、騒音、気圧、気温(高気温・超低温)など

・生物的ストレス…ウイルス、細菌感染など



結構、種類はあるものです。
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ある程度のストレスは、何事も張合いが出て良いのですが

過度のリフレッシュ・回復が追い付かない『ストレス』⇒ 『疲れ』

に変換されて、発熱や痛みなど身体の本格的な不調へと移行していくので注意が必要です。

※“ストレス”という言葉には、物理的な言葉で“圧力”
という意味もあるために、

・物理的、精神的な刺激 = ストレッサー
(物理的ストレッサー、化学的ストレッサー、生物学的ストレッサー、心理的ストレッサー)

・身体の反応、症状 = ストレス反応

というようになっています。

現代人の半数がストレスを感じて日々の生活を送っています。
逆に半数はストレスを感じずに生活できているのは


=ストレスの感じ方に個人差が生じる為です

個人差が生じるのは、そのストレス原因に対して過去の記憶上

どのような記憶や感覚を、その人自身が持っているかで左右されます。

合わせてよく心配・不安になる人が多い

“起きてもいない未来の不安”がストレスに感じるのも

脳への脅威を事前に感じ、

不安 → 防御反応 → ストレス

の流れができるからです。


「過度なストレスでの体への影響」

※肩凝りの発生する仕組み
ストレスにより神経を介して筋肉が緊張
→筋繊維の中で毛細血管が圧迫
→血流障害
→酸素不足、乳酸の蓄積
→蓄積されたものが神経を介して脳に伝達
→防御反応として筋肉の緊張
→→筋繊維の中で毛細血管が圧迫

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この様々な『ストレス』が大量の酸素を細胞に使わせてしまい
(※大量に酸素を使うのは良い事の様に感じるかもしれませんが、ストレスに対応する特定の細胞にだけ負荷がかかり酸素を多く消費してしまうことです。)
そこで生成される『活性酸素』が細胞を錆びさせてしまいます。

※『活性酸素』
⇒少し難しい話。
通常だと酸素の構造では酸素原子の周りにペアになった電子がグルグル回っているが

このペアを失い不安定になり、電子を生じた酸素を活性酸素。

この活性酸素は不安定なので身近な細胞から電子を奪おうとして、

体内の細胞にストレスを与えてしまいます。

同時に、細胞から電子を奪うと

奪われた細胞は、正常に機能ができなくなり負の循環になってしまいます。

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2025年02月13日

【美容鍼灸@おおさこ鍼灸】について

こんにちは!

大分市おしのの鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

毎月、なんだかんだで季節のイベントがありますが…

特に2月は、商業的な策略イベントの多い月だな〜

と、ついつい学生時代から個人的に感じている月です。

節分の恵方巻きを食べる習慣も江戸時代から全国的にあるわけでもなく
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平成になって出てきて、全国的に広まった習慣ですし

バレンタインデーも、ここ最近は忖度感があるイベントな気もします。
(別にチョコレートをもらえなかった僻みではなく)
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そんな感じで、個人的には腑に落ちない2月だったんですが〜

通院している学生や教育関連の方々と、個人的に腑に落ちない2月の話をしていたら

2月を“準備月”だと意識している事を聞き納得しました。
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入試・卒業・就職・入学などが直前に控えている分“準備月”として

最後の最後まで、自分の決めたベクトルへ全力投球して

「形」を整えていくようにしているそうです。

…素晴らしいですね。脱帽です。

バレンタインチョコに執着していた過去の自分を殴りたいです(苦笑)
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さて、今回は【美容鍼灸】についてです。

おおさこ鍼灸でも、実は美容鍼灸を施術していて

老若男女問わず、色々な方に定期的に施術させて頂いていますが

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「美容鍼」 = 「顔のシワ・たるみ・クマなどがキレイになる」

という、エステ感覚なイメージが世間では浸透している感じです。

確かに、結果が伴い利用された方が満足してくれれば

世間のイメージ通りでいいです。


→そもそも『美容鍼灸は、何に効果があるのか?』

基本的な顔・頭皮の美容的な悩みに対しての効果は

・むくみ、浮腫
・顔しわ
・筋肉の引き締め効果によるリフトアップ
・毛穴の収縮促進
・肌ツヤを向上
・肌の乾燥を防止
・できもの、ニキビのケア
・目元のクマ
・円形脱毛症
・脱毛


…などが対象になります。
※皮膚科や専門医への受診が必要な場合もあります。

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でも、鍼灸師の僕的には世間的なイメージとのギャップがあります。

顔だけの施術は沢山のメリットが利用者・施術者ともにあり

・手軽
・簡単
・時短
・恐怖感が少なく、初めて鍼灸を受けれる
…など長所は沢山。

この長所に対して頑固オヤジ的な僕のジレンマとしては、

どうしても内臓や身体の調子が整う」から「顔がキレイになるもので

顔肌を綺麗になることが、本当の美ではないのではないのか?というジレンマがあります。

まずは内側のトラブルを改善したり、整えて調子が良くなることが大切で

その副産物的な形で顔肌の調子が良く、綺麗になるイメージがあります。


元々、 

“顔にハリをする” ← “症状やケガの為にする”

・顔面神経麻痺
・三叉神経痛
・顎内障
・顎関節症
・眼精疲労
・側頭部の偏頭痛
…などの疾患や病気に対してだったはず。

原点かつ大切な部分です。

また、よく言われる

・睡眠不足からの、目の下のクマ
・月経時の肌荒れ,ニキビ
・ストレスからの肌荒れ
・更年期障害で毛穴が目立つ

などなど、結構「内側の健康状態」と比例する形で顔にも出ます。

モチロン、感情も顔に出ますよね?

“顔”は1つの健康状態を確認できる判断材料です。

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→「最近の流行りから個人的に考える“美容”」

最近では、SNSやYouTubeなどの発展により

「テレビで見かけた!」
「雑誌で見ました!」

というよりも
「SNSのショート動画で見ました!」
「インフルエンサーさんがやってて気になりました!」
「友達がアップしてて」

などの声の方が多くて、時代の違いに驚いています。

僕の若い時は髪のカットなども雑誌を持参して「こんな感じでお願いいたします」

という感じでした。(笑)

それだけカジュアルで気軽に何でもチャレンジしたり、挑戦しやすくなり

気軽にハリをしに来ていただけるのは大変嬉しく、個人的に大喜びしています。

ただ「鍼灸」「東洋医学」は、写真映えするだけでなく・自慢だけでなく

その良さやメリットは見える世界以上に

深く効果があり、見えない気持ち部分の安定や身体の中のモヤモヤした感じなど

広く染みわたる良さがあります。

なので、写真・画像や動画などで見えている以上に体験する事は

五感に訴えるかけるメリットがあります。



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そこで、おおさこ鍼灸では

@今時な「局所的な顔ハリ」 + A古風な「内側へ響く鍼灸」 

をミックスして施術をしています。

@「局所的な顔ハリ」は、
・骨
・関節
・筋肉(筋膜)
・神経
・血管(動脈,静脈)
・リンパ
・皮下組織
など、解剖学・生理学的なものを意識した施術を行っています。
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例えば、少し掘り下げてみると

・関節・骨
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1つの骨が頭蓋骨というわけではなく、
画像のように何種類かの骨が縫合結合(関節)と作って構成しています。
画像では、平面的ですが実際は立体的で凹凸があり神経が通っていたり筋肉が付いていたりします。

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また、この筋肉の作用や働きを理解し、付着部分の関節や骨付近に施術を行っています。

血管なども動脈と静脈では、
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酸素を全身に送り込むための筋肉を持つマッチョな動脈に対し、
血液を多く沢山含みたい容量血管である静脈は、内径が広く壁が薄いなど
性質がそれぞれあります。

1つ1つ、それぞれ特徴や意味合いがあるものなので
少しマニアックで難しそうな感じがしますね。
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A「内側へ響く鍼灸」は、
・東洋医学的な視点から体性内臓反射を利用した施術
(※問診での内容から東洋医学的な視点でも考査してツボを刺激します。)
(※体性内臓反射とは、身体の内側が悪いと関連する体表で固くなったりする変化が起きる反射の事です)

・独自経穴からのツボ刺激


@+Aを利用した美容鍼灸になるので

顔以外の手足や肩などにも、ハリやお灸をしたりしますので

施術を受けたい方は、運動する時のような体が締め付けられない

楽な服装でお願いします。


→「なぜ効果があるのか?」
効果がある大まかな理由として3つあります。

@皮下組織まで直接的に鍼灸刺激を与える事ができる
→化粧品関連と違い、皮膚より深い部分に刺激を与えられる

A顔、頭だけでなく栄養血管や関連する部位にも刺激を施せる
→顔・頭などに関連して、頸や肩などの関連性が高い部位も施術が可能

B東洋医学的な所見でも考え、内臓器系の施術も可能な為
→食べ過ぎ、消化不良、不眠などの原因から肌トラブルが起きる場合にも対応が可能


→「“鍼灸”ならではの特徴」

顔や頭など対話する際、必ず見られ見せる部分で気になる部位というのは

いつの時代でも、どの国や性別など関係なく共通しています。

しかし、医療従事者として考えると

“見かけ・瞬間的な美しさ”以上に

“内面の健康から作る継続的な美しさ”に魅力を感じてしまいます。
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