2025年04月24日

【仕事と休日は別々分けるべきか?】

こんにちは!

大分市鴛野の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

桜も散り青葉に変わり、春から初夏に向かっている感を日々感じています。

2月から4月まで、バタバタだった方は多いのではないでしょうか?

学生は卒業、進級進学、受験、入学式…
大人・社会人は転職、就職、異動、確定申告…
むしろ皆忙しそうだけど、逆に何も無くて不安な人…

世代や立場に応じて、いろいろと内容は違うものの

新年度までの期間は「ギュギュっと」詰まった感じで

身体も精神も追い込まれる時期だったと思います。

でも、もうすぐ大型連休のゴールデンウィークです!
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この時期まで頑張った方には少しホッと休める期間到来です。

「そんな大型連休は、皆さん何されますか?」

すでに、したい事・予定を前から立ててる方は

気にせずに楽しい休日を過ごして頂きたいです。

でも、大型連休だけでなく普段の休日&週末は

・特に予定がなく家でスマホなどで時間を費やす
・何となく意味なく惰性で休日を過ごす
・とりあえず寝て休息を取る

は、意外にも多いんです。
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また、この姿を若い世代や子がみて

日本社会の風潮が子供にも影響をしていて

10代,高校生や中学生も、何となくスマホで動画観賞&ゲームが多く

日本はインドア派だったり“休日=寝て過ごす”という

“静”意識した休日時間の使い方が小さい頃から継続的に根付いており大多数です。
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確かに、体調が悪いや発熱がある場合などは

“静”を意識した休日時間で回復を促す事が最重要。

でも、ただただ寝ながらスマホを触ったり,テレビ,ゲームをしているのでは本末転倒。

寝る、体調不良を治すためにメリハリある時間の使い方が大切です。
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海外では感覚が違い“動”“静”の使いわけをシッカリしています。

というより、仕事と休日はシッカリ分けています。

サマーバージョンやロングバケーションを使って

よくインバウンドが日本へ海外旅行に来ている羨ましい光景に目がいきますが…


実際は、


旅行,トライアスロン,キャンプ,バイク,家族や友人との時間…
などの動的な休日で好きな事をしてエネルギーチャージする「休養
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芸術・音楽鑑賞,読書,映画鑑賞…
などの静的な休日でいつもと違う刺激で脳や心に与える「教養
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を、上手く分けて休日を過ごしています。


休養」 + 「教養」 = 「休日


休日は、仕事を切り離しての休日時間を過ごす為、

メールや連絡などは不要になり、自然とデジタルデトックスにもなります。

注目すべきは、
・しっかり仕事と休日を分けている
・休日の過ごし方
ではなく、

自分自身で時間をコントロールしている事です。

“休日”を主役にすること


平日の仕事は目一杯・全力フルスイングで働き、

休日という御褒美を受け取れるように過ごしている事になります。

また、長い目で見た時

自分自身で時間や物事を決め、
満足のいく最高の人生を作れている事が凄い部分です。




僕自身、純日本人・地方人もあって

・休むことは悪い事
・休日も仕事の事を考え、より良い仕事をできるようにすべき
・日々努力
・みんなが休んでいる時こそ、差が生まれる
・したい事が別にない
・「みんな何しているんだろ?」インスタみてみよう
・海外みたいに、まとまったバケーションは風土的に日本は無理だな

…みたいな日本社会の感覚は十分に理解・実感はあり、

上記に書いたような海外の休日・時間の使い方を

理想にするにはハードルが高いことは分かります。

でも、自分での意思決定や時間のメリハリをつけていく事は少しずつでも出来る事です。


Panasonic(松下電器)創業者の松下幸之助さんも

『一日休養 一日教養』

という言葉を書籍に残しているように、

日本を代表する過去の偉人でも重要とする部分だと思います。

また、現代の日本でも働き方改革・男性の育休制度…など

制度を変えて方向転換時期に差し掛かっています。

まずは、分かりやすく「仕事」と「休日」を別々にして

楽しみな「休日」を主役にした形にする。

平日の仕事を全力で取り組め、仕事も“楽しく”効率よくできるようになります。

“仕事”“真面目にする”“努力する”事が得意な日本人に

休日の過ごし方・余暇の楽しみを追加すると日常の業務が“楽しく”できると思います。





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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
事前に電話・メールでのお問い合わせをお願いします。

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(急性腰痛,寝違い,坐骨神経痛,肉離れ、足首捻挫などのケガ治療
交通事故・持病の併用鍼灸施術なども気軽に電話・メールからの御相談どうぞ!)
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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | ひとりごと

2025年04月17日

【椎体圧迫骨折について】

こんにちは!

大分市敷戸で美容鍼灸もしている「おおさこ鍼灸接骨院」です。

一日一日の寒暖差が激しい4月中旬ですが、皆さん体調大丈夫でしょうか?

そして、日常に慣れずに忙しい日々を過ごしているのではないでしょうか?

そんな新しい生活で忙しい日々ですが、

去年2024年の4/17、豊後水道で地震が夜にあり、
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次の日には
・飲料水
・トイレットペーパー
・カップ麺
・ガスコンロ
…などが無くなっていました。

南海トラフ巨大地震の予兆として、緊張感が高まった時期でした。

忙しく、慌ただしい日々で余裕がない時にかぎって

“まさか”の事態が起きる事って意外にも多い気がします。
※「マーフィーの法則」というそうです。
→「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」みたいに
悪い事が重なる法則


日頃の備え、事前準備、減災・防災対策は凄く大切です。

でも、モノの準備以上に“気持ち”の余白を持つことが大切です。

昨年は“モノの買い占め”や“奪い合い”を地方・大分県の地元で見ました。

2016年熊本・大分地震時にも様々な事が起きましたが、

もっと大それた助け合いを目指すわけじゃなく

安否確認の声掛けなど、日常的で初歩的な行動が大切なんだと思います。

この初歩的な行動も“気持ちに余白”が無いと不可能かもしれません。

時間・日常に追われ過ぎて、視野が狭くなっている時こそ

注意したいことです。
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さてさて、温かくなり行動的な方が増えてきました。

同時に骨折も少し多くなり、今回は【椎体圧迫骨折】についてです。


椎体圧迫骨折 → 脊椎(背骨)で1番多い骨折

です。俗にいう“腰の圧迫骨折”と耳にするやつです。


「椎体圧迫骨折の特徴」

・高齢者(※特に骨粗鬆症の女性)に多い

・脊椎が屈曲位で尻もちをついた際に骨折することが多い
(体幹が前屈位の状態)

・高い場所から飛び降りたり、足から着地するように転落した際に
踵骨の骨折と合併した形で骨折する場合が多い

・好発部分は胸骨と腰椎の関節部分(胸腰椎移行部)
→胸椎と腰椎の構造も違い、移行部分は腰椎の前彎し始める部分でもあるので
器質的に骨折しやすい部位
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「症状」
骨折・骨損傷なので、基本的な骨折・骨損傷時の痛みは共通してあります。
ただ“椎体”という部分になるので重心がのる部分であり、身体の中心になるので
特有な症状を挙げてみます。

・脊椎後部や椎間板には損傷が少ない
・脊髄症状、脊髄根症状が出づらい
※椎体骨折が椎弓骨折,脱臼を伴う場合は脊髄損傷の合併症が高くなる

・寝返り動作などの身体の捻転動作や体重,負荷がかかると激痛
・動くのが億劫になりリハビリや運動療法が遅れる場合がある
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「治療経過と内容」
・治癒までは1ヶ月以上はかかる
・骨の形状は変形したままでも良いとされている
※基本、保存療法になり骨癒合を待つ形になる
※骨折の癒合日数は大体3ヵ月

・骨折部分以外の筋力低下を防ぐために早期のリハビリが重要
・神経症状が著しい場合は手術にて神経症状部分の除去
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「鍼灸施術」
保存療法(コルセット固定)になる場合が多く

日常生活をしながら、早期治癒を目指す形での通院・リハビリになりますが

現実には、痛みを伴う方が多いです。
・動くと痛む
・夜の寝返りで目が覚める
・長い時間、同じ態勢がキツイ
…など、日常生活でも大変。

そこで、鍼灸施術では日常生活動作の疼痛緩和を目指して施術しています。

まずは、日常生活の幅が広がれば

“リハビリ”“通院”も軽やかにできるようになります。

悪循環の根源を断ち切る為に鍼灸施術どうでしょうか?

※通院やリハビリとの鍼灸施術は同時併用は可能です。

また、

・骨折治癒後で特定の痛みや動作障害がある方
・骨折後から狭窄症、ヘルニアに移行した方
…などなど

丁寧に施術致しています。
(※一日に人数制限があり予約優先で施術していますので宜しくお願い致します。)





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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 症例・治療内容

2025年04月10日

【小児骨折と骨癒合の条件】について

こんにちは!

大分市敷戸にある接骨院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

4月に入り、今度は入学シーズン到来です。

近所の学校周辺の桜がキレイですが


小児骨折】について

「年齢」
“小児”といえども、年齢での括りがあります。

・新生児期(生後4週間まで)
・幼児期(1歳未満)
・学童期(12歳前後)

の骨折を小児骨折といいます。
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「骨折の特徴」
成長期が終了した大人と違い小児は成長が著しい時期で
骨や体の構造上大きく違う点が多いです。

簡単に書くと
→小児は大人より早く治癒しやすく,変形も自家矯正されて変形しづらい

詳細に書くと
・骨膜が厚く強靭で血行が良く治癒しやすい条件が揃っている
(骨膜が厚いと回復させる栄養が伝わりやすく、
骨折したとしても骨膜が連なっていて連続性の維持ができている場合が多い)

・骨の柔軟性が高い
(コラーゲン繊維を多く含まれた骨の為に、骨内の血管スペースを大きく取ることもできる)

・骨のリモデリングが盛ん
(新しい骨が形成され、余分な骨や古い骨が破壊される一連の流れが盛んで
自家矯正が起こりやすく変形を残しづらい)
※側方、屈曲、短縮転位は自家矯正が可能
捻転転位、骨片転位した関節内骨折自家矯正不可

・骨損傷の治癒過程で骨が過成長が起こりやすい
(主に長骨骨幹部の骨損傷時に骨端軟骨が刺激され過成長する)

・固定による関節拘縮は起こりにくい
起こったとしても、短期間で回復する

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「小児骨折の注意点」
小児骨折は大人の骨折と違い早期の治癒や変形などの後遺症も起こしづらい

なんとも羨ましく、成長期ならではの利点ですがいくつか注意点があります。


・正確な受傷原因や機序、経過に関しての正確な把握が難しい
→言葉を上手く使えなかったり、受傷時の記憶があいまいな事が多い為に
骨折の内容や外観などの把握が大切になってくる


・強いリハビリや物理療法は禁忌
→元々、骨折やケガに対しての治癒力が高いために
必要以上の刺激は骨化性筋炎(異所性骨化)を起こすことが多い
※異所性骨化…通常は骨が無いところで骨が形成される事

・小児は脱臼よりも骨折が起こりやすく不全骨折になりやすい
→いわゆる“ヒビ”が入った状態で完全に骨と骨に隙間ができ連続性が断たれた状態ではないもの
※肘内障といわれる肘・橈骨頭の亜脱臼は小児多い



いくら大人と比べて早く治癒するといえども

骨折・骨損傷を早く治したいと思うのは誰でも同じです。

大人の場合は尚更かもしれません。

そこで、骨折・骨損傷を早く治す条件についてです。
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「骨折・骨損傷を治癒する好条件と特徴」

・軟部組織損傷が少なく、両骨折端が血腫内に存在する
→血液の流入があり、栄養が行き届きやすい
(血流状態が悪いと、癒合に必要な栄養が届きづらい為に血流の状態は大切)


・骨折部分にかかる力が圧迫力で剪断力ではない
→剪断力だと、骨と骨の結合力が下がってしまう
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・細菌感染が無い
→損傷部分の化膿や炎症反応を助長してしまう

・海綿骨の骨折部分
→海綿骨は骨の組織で、中身がスポンジのような構造で空間があり血流も良い
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※大腿骨頸部、脛骨中下1/3、手の舟状骨、距骨は治癒遅延が起きやすい部位

・骨折の形が噛合骨折
→歯と歯がかみ合うように、骨折部分の隙間が狭い骨折の形
(大きな欠損部分があったり、骨折している骨と骨の間に軟部組織や筋肉が介入すると
骨折した骨片同士が癒合しづらく治癒が遅くなる)


・身体自体の栄養状態が良好な状態

・骨疾患や全身疾患・基礎疾患のない場合


このように、骨折・骨損傷の早期治癒に関しては骨折・骨損傷をする部位や骨折の仕方…

様々な要因があります。

しかし、上記の中でも特に骨折・骨損傷をした後に自分で何とかできる事も多々あります。

・身体の栄養状態を良好に保つ
・損傷した部分の安静&固定を頑張って継続する
・固定が外れた後のリハビリ、運動療法を頑張る
・再負傷の予防を考える

…などなど、結構色々あります。
※小児で保護者の方が頑張って手伝う、行動しないといけないことも多いですが。
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その回復していく中で「どうしたらいいのか?」という疑問点も出てきます。
・運動療法は他にないのか?
・治りが遅い気がするので他に何かできないか?
・固定具が外れたが段階的に何をすればいいのか?
・リハビリで動かし始めたが痛そう

などなど、悩みや疑問点が出てくるものです。

確かに、回復していくのは個人差や段階があるものの気になる気持ちも分かります。

そんな方は、一度だけ当院でご相談ください。

一緒に考え、悩みを解決できるようにします。お任せください!


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