2025年06月05日

【手首の捻挫・TFCC損傷】について

こんにちは!

大分市敷戸の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

梅雨時期は、ジメジメで湿度が高めの為に

洗濯物が部屋干しでも、なかなか乾きませんね〜

太陽の光や絶え間なく流れる風など、自然の凄みと有難さを感じる時期でもあります。

それでも、洗濯物は溜まっていくので洗濯物の干し方に工夫を始めました。
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洗濯物の種類によって干し方が違う事に驚きと面倒くささを感じつつ(笑)


201906080105_box_img0_A.png
特に、干し方については風の通りを考える必要性をもう一度学べました。

本当に微差による違いは大きいんだな〜とリサーチしながら思うばかりです。

調べて、改善をしていく人たちには脱帽です。

まずはアーチ干しから頑張ろうと思います〜

ウェザーニュースから引用
https://weathernews.jp/s/topics/202106/250165/


さて、今回は「手首の捻挫・TFCC損傷について」です。

『え?TFCC??』って、なりますよね?(笑)


TFCC』=『三角繊維軟骨複合体』の事です。


いやいや、まだ『三角繊維軟骨複合体??』ってなりますよね。(苦笑)

もう少し補足を

TFCC(三角繊維軟骨複合体)は


腕の骨(橈骨・尺骨茎状突起)と手のひらの骨(三角骨・月状骨など)をつなぐ


三角形の繊維の様な軟骨のことです。

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簡単に言うと、

腕の骨と手の骨を繋げる柔らかい架け橋のような物です。


そして、そのTFCCの場所ですが

小指の方の尺側(尺骨)よりの手首になります。

IMG_6162.JPG

また、勘違いされやすいのが

バツ1TFCCがあるから=小指よりの手首が痛みやすい


ではなく


◎『小指よりの手首の方が曲がりやすい為(関節可動域が広い為)』


なんです。関節の動く幅が広いのは便利で助かる事ですが

同時に可動域を越えた動きを強制させられる・よく使ってしまう(使いすぎてしまう)

ために、TFCCへ負担は増えます。


IMG_6159.JPG

画像でも分かる様に、小指側の手首は間隔が広いので動きやすいのが分かるかと。

IMG_6160.JPG

側面の方向からだと

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こんな感じ。
(※モデルは、おおさこ鍼灸のコツくん)


『TFCC損傷』かな?と思った方への

セルフチェックが2つあります。


@手のひらを上にして、手首を小指方向に曲げて痛みが増すかどうか?
IMG_6159.JPG

A手のひらを上の状態で、小指側の手首を押さえた際に痛むかどうか?
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※赤○が二つありますが、小指よりの画像右の〇です。


どちらとも、痛む場合はTFCC損傷の可能性が高いです。
※大きく腫れたり、内出血など目立つ際は一度、医療機関への受診での画像診断をオススメします。

※手首の可動域
・伸展(バイクのアクセルや反る動き)→70度
・屈曲(掌側に曲げる)→80度
・撓屈(親指側に曲げる)→20度
・尺屈(小指側に曲げる)→30度

また、手首の背側には伸筋支帯という腱がバラけないように抑えがあります。

その中を、手首を主に伸展させる筋肉が通る

6区画に分かれた部分が存在し、その中を通る伸筋にも意識を向けることも大切です。
(尺側手根伸筋)

doctor_07_img01.jpg

では、自分でする初期処置ですが

@患部をシッカリ冷やす(氷水などで)

A患部が痛む方向に動かない様に固定する
(テーピング・包帯・サポーターなどでの固定を)


と、いった感じでのセルフケアが第一に大切になります。

その後に、ストレッチや温めるなどのステップへとなりますの御注意下さい!!


(ストレッチなどにしても、ただ手首を曲げて関節をストレッチするのではなく
特定の筋肉を意識したストレッチを独特な形で行ったりします)

例えば…

小指の内在筋」 → 小指球筋
・小指対立筋
・短小指屈筋
・小指外転筋
・短掌筋

・尺側手根屈筋(カルシウムの沈着物が腱に付着して痛みやすい)
・尺側手根伸筋


…などの細かくもTFCC損傷に関連する筋肉の存在があります。


はたまた、中指・薬指・小指への痺れを伴う場合

豆状骨 ー 有鈎骨の鈎 で構成された“ギヨン管”というものがあり

その中を通る、尺骨神経・尺骨動脈に関連する場合もあったり…

結構、いろいろなものが関連してきます。
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※画像は手根骨という、実際の手の中にある骨の並びと名前です。
実際はもっと一つ一つの骨に凹凸があり、立体的な感じになっています。


しかし、

なかなか動かすときの痛み・手を突くと痛むなどの痛みが取れない際や

初期処置が上手く出来ないなどは、鍼灸施術で細かポイントと関連する広範囲を刺激して

対応できますので、お悩みの方は

まずは電話・メールなどでの御相談・御連絡をお待ちしています!
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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市の鍼灸接骨院〜
(予約優先)097−576−7739
eメール info@osako-treat.com
(ぎっくり腰,寝違い,頚肩腕症,肉離れなどのケガ治療
交通事故・スポーツ外傷なども気軽に電話1(プッシュホン)電話・メールするメールからの御相談どうぞ!)
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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 外傷・ケガ
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