大分市の整骨院「おおさこ鍼灸接骨院」です。
もう2025年が半分終わろうとしています…
早いですね〜
最近、冬服を収納してコタツも分解して半袖になったと思えば
時間の経過は「あっ」という間です。

そして、梅雨明けなのか?初夏なのか??暑いし蒸します。
過ごしづらい日が続いていますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
とりあえず、僕はこの上半期で不要になった物の整理整頓と
お風呂のカビ取りに追われる日々です。
梅雨時期は、カビやすいので天井磨きから頑張っています。
あと、個人的には梅雨時期は不思議と読書が進みます。(笑)
農業が主体だった昔の日本では、梅雨時期や雨降りになるとできる仕事が少なく
気持ち的にも仕事が休める口実ができたから何だとか。
以前の梅雨は、今でいう大型連休的なものだったのかも。

慌てず、急がず、ご自身の体をご自愛ください。
さて、今回は体の中の働き者「指」のケガについてです。
【ばね指・弾発指】です。
パッと見の外見では分からないですが、
ばね指の症状には特徴的なものが多いです。
(概要)
腱鞘炎を専門的な用語を駆使して説明すると
滑膜性腱鞘や靭帯性腱鞘に反復的な過剰摩擦が加わり
・滑膜性腱鞘の炎症
・靭帯性腱鞘の変性・肥厚
をきたす疾患。
腱を抑えてるものと、その中(空間)を通るものが摩擦が起き
炎症を起こして、腫れたり,形が変わることを腱鞘炎といわれます。
※ばね指は、炎症反応や腫れが酷くなり自分で指を伸ばす事ができない状態。
その状態から、他動的に伸ばされるとビックリ箱のバネように伸びる

【症状】
・指の曲げ伸ばしに痛みを伴う(不能になる)
・手のひらの関節部分が押さえると痛む
・関節部分が肥厚する,硬結が存在
・第三関節の手のひら側が腫れる
・硬さが一部分だけ表れる
・指を握る動作が痛む
・腫れている部分を押さえると痛む
・手を握る(グーにする)と指が開けなくなる、逆に握る事ができない
・朝の強張りや部分的な痛みがある
※症状の段階パターン的には、
部分的な硬結(固まり)ができ押さえたり触れると痛みや違和感が局所的に出るところから始まり
指を曲げると、なかなか伸びなく戻るときは勢い良くバネのようになる
バネ現象が落ち着くと、全く指が曲がったまま伸びなくなる
※基礎疾患にも関連しており、糖尿病・長期の透析・関節リウマチなどの場合は
第二関節(PIP関節)でも現象が起こりやすい

【特徴】
・中年以降の女性、1〜2歳の幼少児に多い
(成人の場合、好発部位は親指⇒中指⇒薬指⇒小指 の順番で多い)
(幼少時の場合、ほとんどが親指)
・原因は、遺伝性や機械的刺激(手先を使う仕事など)が原因とされていますが
真の原因は不明です。
・女性ホルモンとの関連があり、へバーデン結節,手根管症候群,腱鞘炎などの症状と同様に
頻発する可能性がある。
(年齢も関係なく、産前産後などの変化が大きい時にも出現しやすい傾向)

【基本治療・鍼灸治療の場合】
ばね指・弾発指は、「指を曲げる 筋」と「筋を囲む筒 腱鞘」の摩擦で起こる症状なので
(※筋が炎症を起こして太くなって摩擦が起こる)
基本的な治療方針は保存療法になります。
<幼少児の場合>
幼少児は自然治癒する事が多く、
4〜5歳まで経過観察がほとんどになりますが
夜間のみ親指を伸ばしたまま固定する夜間装具療法を行う場合もあります。
<成人の場合>
・手の過度な使用を制限し、安静状態に保つ事が基本になります。
・軽度な症状の場合には、ステロイド薬の注射が有効です。
「鍼灸での治療では」
おおさこ鍼灸でのアプローチをするのは3つ
@ 腱の血流
A 神経への血流
B 過緊張の筋肉(関連性のある周囲も)
を柱にして鍼灸治療を試みます。
@,『腱の血流』
ばね指になりやすい第三関節(MP関節)の場合
腱の付着部分・筋腱移行部分に直接鍼&お灸を行います。
(※鍼・お灸は手指用の細目・短めの専用の物を使います)
A,『神経への血流』
実は指は全部同じ神経からできてる訳ではなく
3種類の神経からできてる物なので、判別し関連してる神経を
腕(前腕)〜手首にかけても鍼・お灸を行っていきます。
![t02200303_0800110113323574135[1].jpg](http://osako-treat.sakura.ne.jp/sblo_files/osako-treat/image/t02200303_08001101133235741355B15D-thumbnail2.jpg)
また、首の神経にも関連性があるので同時に関係無い様に思える首にも鍼をしていきます。
B,『過緊張の筋肉(関連性のある周囲も)』
手・足には、大きく2種類の筋肉が存在しており、
『内在筋』『外在筋』という2種類が存在します。
動作障害の内容から、2種類の関連性がある筋肉へアプローチしていきます。
※
『内在筋』⇒手のひらに起始・停止が収まってる筋肉の事(手首より上の筋肉と繋がりは無い筋肉)
『外在筋』⇒手のひらから始まり、手のひら以外の部分に付く筋肉(手のひら以外で収束する筋肉)
手指は日頃から使う部分であり
遺伝性なものや解剖学的にも治癒しづらい(治りづらい)ケガですが
自分自身も「ばね指・弾発指」の経験から辛さ・不便さは重々承知ですので
可能な限りの充実した施術で早期の回復を目指します。
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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市の鍼灸接骨院〜
(予約優先)097−576−7739
eメール info@osako-treat.com
(ぎっくり腰,寝違い,頚肩腕症,肉離れなどのケガ治療
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