2025年03月27日

【自律神経の疲れ】について

こんにちは!

大分市の接骨院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

桜が話題になる時期になりましたが、皆さんは“春”を感じているでしょうか?

この時期は、テレビやSNSでも桜や菜の花など見かける事が多いです。

また、日本ではこの時期に卒業・入学など大きな門出を迎える時期でもあり

過去の思い出に浸ったり、新しい未来への不安やドキドキ感を感じる時期です。

僕自身は春先から周りに溶け込み上手くいくことが無く、良い思い出があまりないので

苦手な季節です。苦笑
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ちなみに、この春の風物詩の桜は海外でも人気で観賞用として植えられている場所もあれば

農業用のサクランボ栽培として植えられていたりと、
(ヨーロッパや北西アフリカに自生する「セイヨウミザクラ」で日本の桜とは種類が違うそうです)

日本以外の国でも桜は植えられています。
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昨年のパリオリンピックで話題になった、フランスの公園・美術館内にも咲いています。

日本で愛されているモノが世界から愛されるのは、何だか嬉しいですね〜
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さて、そんな花は咲くものの心身ともに不安定になりがちな春先は

体調を崩しやすい時期です。

まだ、新生活前で気持ちが張り詰めて

緊張状態なので体調の変化に気づづらいかもしれませんが、

身体の変化に大きく関連する【自律神経の疲れ】についての記事です。



「そもそも自律神経とは」

自律神経 = 副交感神経 + 交感神経

で、構成された体のオンとオフを調整する為の神経です。

副交感神経 → リラックス、休養モード時の
交感神経  → 運動、活動時モード

と、体の中枢神経には意識しなくてもオンとオフが入れ替わる作用・機能がついており

この機能によって人間の体は適した状態を作り出す事ができるのです。



「自律神経の影響」

この自動調節機能の自律神経は、意外にもカヨワイ部分が存在し

・気温の変動
・気圧の変動
・精神的な刺激
・ホルモンバランスの変動

…など外的要因や自分自身の内因的な原因で、大きく影響を受け間違った自動調節をしてしまい

夜に寝れない、いつまでも眠気が続く、動悸がする、汗を異常にかく、イライラしやすい

などなど、多くの症状を伴う“更年期障害”や“自律神経失調症”を発症します。

特に春・秋など季節の変わり目や一日の寒暖差が大きい時期に差し掛かると

多くの症状が出やすく、悩まれている方が増える印象があります。
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「鍼灸施術での効果」
日常では自律神経の作用が“体の最適化”に使われていますが

それが全くの真逆だと、とても不便なものになります。

その真逆になってしまったものを「反射」という作用を使って回復させます。

(例)正常時:空腹感 → 食事 → 消化・吸収 → 排出
   
   体調不良時:空腹感が無い → 食事 → 消化不良、胸やけ → 便秘、下痢

のように、体調不良時は上手く栄養の吸収や排出ができず、

体内循環に滞りができることが多いです。

これが、また違う部分での障害になったりと負のスパイラルとして連鎖が起きることが多いです。

そこで、上記にも書いた「反射」という作用をツボ刺激で起こし

体を回復させていきます。

内臓の状態が悪い → 体表の変化が起きる
          (肌ツヤが悪くなる、筋肉が硬くなる、デキモノができる…)

この体表の変化を逆に起こして、内臓へ刺激を与え自律神経を整える事をしていきます。

内臓の状態が悪い ← 体表の変化に関する“ツボ刺激”を起こす

・鍼(はり)刺激 = 機械刺激(体表面に加えらた鍼刺激)
・灸(きゅう)刺激 =温熱的刺激(深部まで伝わる熱)

この2種類の刺激を使って、身体の“反射”を起こして治療効果を上げていきます。

刺激を受ける感覚受容器と、

それにともなって引き起こされる効果器の種類によって“反射”分類されていきます。
※反射=考える前に無意識に起こる反応のこと

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【反射の種類】

・『体性-運動反射』
→皮膚感覚と深部感覚の受容器が存在する骨格筋を刺激すると
筋肉内(筋肉の長さを感知する筋紡錘)が反応し反射を起こします。

@伸張反射 ← 単シナプス
膝蓋腱反射やアキレス腱反射がこの反射になります

A逃避(屈曲)反射 ← 多シナプス
侵害性の刺激から体を守る反射で、
お湯を触ったときに熱い際に手を引くなどの反射がこれになります。

・自律神経反射
外環境や内臓諸器官に起こった変化に対して
恒常性の維持する為に機能が働く反射

@内臓-内臓反射
心臓や消化管、膀胱などの内臓同士の調節作用に関わる反射
頸動脈洞などの圧変化による心拍数の増減など


A内臓-体表反射
内臓の病変が体表部に現れるものとしての関連痛
虫垂炎などの腹膜刺激が反射性に腹筋の収縮を引き起こす筋性防御


B体性-内臓反射
一定の刺激をすると、その興奮刺激から
脊髄と同じ高さの支配神経を受けている内臓に反射が起きる

・運動性(蠕動、収縮)
・分泌性(亢進、抑制)
・知覚性(過敏、鈍麻)
・代謝性
・血管運動性(拡張、収縮)

体表から刺激を加えて、内臓機能の変調を調整しようとする内容

反射の詳しい内容はコチラで
http://osako-treat.sblo.jp/article/190774419.html





人間は変化を嫌う(※ホメオスタシス、恒常性の維持)

3月・4月といえば、古い物事から新しい物事へのシフト期間だったり準備期間だったり

変化の大きい時で心身共に大きなストレスが加わる時です。

そして、人間というものは必ず「変化」「新しい事」というものに抵抗や苦手意識が出ます。

理由は、性格的なものだったり,根性がないというわけではなく

本来人間が備わっている「ホメオスタシス、恒常性の維持」という機能があるがためです。

これは、
・病態から元の状態に戻ろうとする,
・体温を一定にしようとする,
・血圧や血糖値を一定値に戻そうとする
…などなど、いつもの状態になろうとする機能の事です。

なので、新しい事を始める不安,変化に対しての抵抗感はあって当たり前ですし

いつもと違う取り組みを続けれないのも当たり前だと思います。

もう少し力を抜いて身を任せる感じでいくことが上手くいく秘訣かもしれません。

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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 季節
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