大分市敷戸駅近くの鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。
2月は数日少ないだけなのに、2月下旬になろうかとしていて…
本当にあっという間な感じがします。
2月は特に寒くて、外出を控えてインドアな生活(寝る生活)を送っていたからなのか?!笑
個人的には、この寒い時期には石油ストーブの火を見ながら
ストーブの上で、おでん調理、石焼きいも調理などを寝ながら見ているのが僕の幸せ時間です。

そんな呑気な僕のライフスタイルと反して…
受験生は、貴重な時間を切り詰めて勉強に励んでいる時期でしょうし
そのフォローをする保護者の方々のピリピリとした緊張感が凄い時だと思いますが、
力を入れ過ぎず、ほどほどな加減で最後まで自分なりに頑張って頂きたいです。
そんな頑張り過ぎから起きる、
・偏頭痛や目の周りのピクピクする痙攣
・逆に緊張感が強すぎての不眠
・不規則過ぎる生活から下痢・便秘などの胃腸の状態不良
…などなど、受験生だけでなく老若男女問わずよく起こる症状ですが
大部分が、無理をし過ぎた過労・疲労の場合が多いです。

今回は、寝れば治ると思われがちな【疲れ・疲労感】についてです。
「疲れ・疲労感」などと聞くと、
どうしても真面目な気質がある日本人からすると、
「寝れば治る」
「ストレスが溜まっている」
「怠けてる」
など、ネガティブな印象や軽い感じで捉えてしまいますが
疲労というのは、「痛み」「発熱」に並ぶ
身体の危険信号になります。
痛み、発熱などは数字や症状として明白なものですが
疲れ・疲労に関しては個人の感覚的な感じが強い為に軽視されます。
(※動物は人間と違い疲れたら行動をストップします。
人間にもその本能が存在しますが、「これぐらい頑張らないと」と思う感情や思考が邪魔してストップできない様です。)
また、疲れたら回復の為に睡眠を取る事は重要ですが
活動 → 疲労 → 休む
のサイクルでは、なかなか寝て起きたら誰でも
“やる気”に満ちる!!って事は、出来ないのが現実だと思います。
なので、
活動 → 疲労 → 休む → 活力
という、サイクルで休んで活力を補充するクセが大切です。
※サイクルを作るには、完全に疲れ切る前に“休息”をする事がポイント
また、『疲労』と『疲労感』は実際には類似してるものの
違うものになります。
疲労 ⇒ 身体の細胞の能機低下
疲労感 ⇒ 「飽きた」「面倒になった」などの感覚的なもの
この二つは、「疲労感」を感じて「疲労」になるといった様に
必ず同調しているわけではなく、
・「疲労感」を感じずに趣味に没頭し続ける
・「疲労」は無いが面倒な仕事で「疲労感」が満載
など、アンバランスな関係にあります。
その為に、疲労感無く趣味や運動に没頭してしまい
気がついた時には、機能的に動けない・働けないなどの状態に陥ります。

『疲れ・疲労感からの主な症状』
防御反応であるストレスですが、過度なストレス・長期にわたるストレスが原因での
体調不良 = 交感神経の活性化
につながり、様々な体調不良を引き起こしてしまいます。
・皮膚の異常(アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など)
・呼吸器系疾患(ぜんそく、かぜ症候群など)
・全身症状(肩こり、腰痛など)
・循環器系(心筋梗塞、狭心症、糖尿病など)
・消化器系(便秘、胃痛、下痢、過敏性大腸炎、胃潰瘍など)
・口内環境の異常(歯周病、虫歯の亢進など)
・過食症、嘔吐、味覚障害
・めまい、耳鳴り(メニエール、突発性難聴など)
ストレスによる交感神経優位が続くと、
上記のような疾患が起こりえます。
交感神経が優位になる要因としては
・自律神経のバランスが壊れる
・ストレスホルモンの分泌
(コルチゾール・副腎皮質ホルモンにより、体内の血液中の糖度上昇,免疫力低下)
が原因としてあげられます。

では、どういう休養が大切なのか?ってなってきます。
実際に、僕自身も積極的な休養と題して
・週末はジムでトレーニング、ランニング
・気分転換に温泉に行ってみる
・ひたすら寝てみる(笑)
…などなど、色々してみたんですが
なかなか、毎回毎回「バッチリだ!」とはなりませんでした。
大切なのは、
肉体的・精神的ストレスを
日々、少しずつ休養して回復させるという事でした。
休養モデルは下記な感じ(※杉田・片野モデルを引用)

このモデルを自分の疲労している部分と照らし合わせ、
休養モデルの組み合わせから自分の“疲労”に見合った方法を取る事ができます。
しかし、これを一気にではなく
日々、少しずつ行う事がコツのようです。

(※資料:日本疲労学会より引用)
海外では日本人のような昼まで寝ているようなインドア的な
「休息=静」
という形での休息ではなく、リフレッシュ・チャレンジをするアウトドア的な
「休息=動」
という形で、キャンプやハイキング・家族でのバーベキューなどをすることが多いそうです。

疲労の原因になる『ストレスの種類』
・精神的ストレス…人間関係、心理的な不安など
・身体的ストレス…病気、ケガなどの身体自体の不調
・化学的ストレス…過度のアルコール、喫煙、アレルギー物など
・社会的ストレス…近所付き合い、家族内での関係など
・物理的ストレス…紫外線UV、騒音、気圧、気温(高気温・超低温)など
・生物的ストレス…ウイルス、細菌感染など
結構、種類はあるものです。

ある程度のストレスは、何事も張合いが出て良いのですが
過度のリフレッシュ・回復が追い付かない『ストレス』⇒ 『疲れ』
に変換されて、発熱や痛みなど身体の本格的な不調へと移行していくので注意が必要です。
※“ストレス”という言葉には、物理的な言葉で“圧力”
という意味もあるために、
・物理的、精神的な刺激 = ストレッサー
(物理的ストレッサー、化学的ストレッサー、生物学的ストレッサー、心理的ストレッサー)
・身体の反応、症状 = ストレス反応
というようになっています。
現代人の半数がストレスを感じて日々の生活を送っています。
逆に半数はストレスを感じずに生活できているのは
=ストレスの感じ方に個人差が生じる為です
個人差が生じるのは、そのストレス原因に対して過去の記憶上
どのような記憶や感覚を、その人自身が持っているかで左右されます。
合わせてよく心配・不安になる人が多い
“起きてもいない未来の不安”がストレスに感じるのも
脳への脅威を事前に感じ、
不安 → 防御反応 → ストレス
の流れができるからです。
「過度なストレスでの体への影響」
※肩凝りの発生する仕組み
ストレスにより神経を介して筋肉が緊張
→筋繊維の中で毛細血管が圧迫
→血流障害
→酸素不足、乳酸の蓄積
→蓄積されたものが神経を介して脳に伝達
→防御反応として筋肉の緊張
→→筋繊維の中で毛細血管が圧迫

この様々な『ストレス』が大量の酸素を細胞に使わせてしまい
(※大量に酸素を使うのは良い事の様に感じるかもしれませんが、ストレスに対応する特定の細胞にだけ負荷がかかり酸素を多く消費してしまうことです。)
そこで生成される『活性酸素』が細胞を錆びさせてしまいます。
※『活性酸素』
⇒少し難しい話。
通常だと酸素の構造では酸素原子の周りにペアになった電子がグルグル回っているが
このペアを失い不安定になり、電子を生じた酸素を活性酸素。
この活性酸素は不安定なので身近な細胞から電子を奪おうとして、
体内の細胞にストレスを与えてしまいます。
同時に、細胞から電子を奪うと
奪われた細胞は、正常に機能ができなくなり負の循環になってしまいます。

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