2025年07月10日

【現代人に合った“養生”の知恵】について

こんにちは!

大分市の整骨院・鍼灸院の「おおさこ鍼灸接骨院」です。

7月も中盤です。

もうすぐ祝日・海の日ですが〜ご予定はありますか?

海の日だから、何かと“海”“水”などに関連した事柄に注目されがちですが

大分県には“海”という言葉がくると、ついつい“地獄”という言葉でる人が少ないはず。

“海地獄”という観光名所が大分県別府市にあり
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コバルトブルーの温泉が湧いている”海地獄”

硫酸鉄が流れ込んでいる為に、コバルトブルーに見えるそうですが

温度は約98℃もあるので、火傷どころでは…

冬は積雪地帯にもなるので、訪れるには春・秋が良いかもしれませんね。苦笑
https://www.umijigoku.co.jp/whats/


ちなみに、この“夏だから”というキーワードは

何かと商業目的で使われることが多いですが、

元々は夏の暑さ対策として

健康管理的にオススメする為のキーワードが原型だったと思います。

そのため、夏野菜(キュウリ、トマトなど)は身体の熱を下げる作用あったり

夏の土用には鰻は夏の暑さで疲労した体を滋養強壮させる作用など…

何かとオススメするのは、身体への労りがある事が多いです。

そんな身体への労りを古語で表すと“養生”という言葉で言い表します。

今回のブログは、そんな“養生”についてです。


「現代人に合った“養生”」ですが、

そもそも“養生”という言葉ですが

世間的に使う事が少ない言葉かもしれません。

ただ、不思議な事に現場での肉体労働する方々は不思議と“養生”のキーワードが多く使われています。

・コンクリートが固まるまでの保護
・引っ越し時の壁の傷防止
・雨降りは作業ができないので休む時

などなど、結構多く使われていて驚きました。

“養生”とは古い言葉で、健康の増進や摂生するなどの意味で使われてきた言葉です。

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東洋医学を学ぶ上で、黄帝内経(こうていだいけい)という古典は外せない書物です。
(※黄帝と岐伯との問答の形での内容を@素問A霊枢という二部作構成になっている古典になっています)

2500年以上前の中国で考えられた哲学で、

内容は現在の東洋医学の基本にもなり、現代人にも通ずる気血津液・経絡・陰陽論・五行論…

などが書かれています。

この書物の中で、核心になるものが「天人感応(天人相関説)」というもので
→人間と宇宙、自然との関わりを重視する

宇宙など壮大なスケールの思想ですが、

平たく言えば、視野を広く見て自然の四季など周りと自分自身の関連性に注目すべきという事です。

その為、四季に合わせた生活習慣・養生の方法、年齢に合わせた身体の変化などを

まだ血液検査やレントゲンなどの医学が現代よりも進んでいない時代ながら、

現代とあまり大差がないことを考察して実践できていたことに驚きです。

その黄帝内経の膨大なページ中の部分的ながら、

思わず自分自身が「なるほど」と思った部分をピックアップしてみました。

【上古天真論】
100歳を超えても元気な人 ⇔ 50歳でも衰えを感じる人 

生活習慣の違いについて

100歳を超えても元気な人
= 養生の事をよく心得、四時陰陽(春夏秋冬の中の、陰陽の変化)に合わせて暮らしをしている

・飲食に節度がある
・寝起きは規則正しい
・無理な力使いはしない

50歳でも衰えを感じる人
= 一時の快楽の為に生きており、真の楽しみがすり減らす

・酒を果汁のように飲む
・酔って異性を求める
・体に過労を重ねる
・情欲のままに全てを尽くす


まさに現代人は衰えを感じる人の生活をしている事が多いです。

四時陰陽に応じた生活をしないと

季節の気温や湿度などの外的な要因から体調を悪くすることも大いにあります。

実際には、季節の変わり目,寒の戻り,室内と室外の温度差など対応ができずに

風邪などをひいてしまうなどがそうです。

また、自然のままの生活を実践するには

・無理な欲望を持たずに肉体を程よく労働
・食物は美しく感じ、着物は素朴
・悪い道楽に溺れず、不良な誘惑には心を迷わせない

など、現代にも通ずる実践内容となっています。

難しい言葉で“無欲恬淡(むよくていたん)”
→精神的な刺激を避けられると、体内の栄気は滞りなく巡りシッカリ体表を防衛できる

このように、昔の人は精神的な中身から身体の外側を整えていたようで

今のスマホやネットで物欲や欲望が掻き立てられる時代に

相反して見習うべきポイントなのかもしれません。
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季節に合わせた養生についても書かれており、今回は夏に関してだけですが
【四気調神大論】

“夏” =「生長」の季節、この時期の三ヵ月は天地間の陰陽が盛んに交流する。

※この時期は陰陽でいう、陽気が多く発生するので、
植物や生き物など全ての万物がどんどん成長して咲き栄える時期


※梅雨・長夏の時期
=東洋では夏と秋の合間の季節とされている。
湿気を帯びた暑さが包み込む時期で、変動しがちな季節でもある。
この時期は、固く閉じていた蕾がふわりと花咲くように生命にとっても変化がある時期でもある。

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夏の養生法
・夜は遅く寝、朝は早く起きる
・日の長さと暑さを厭うことなく、物事に起こらずに気持ちよく過ごす
→夏の満開した花と同じように、体内の陽気をほどよく発散させる。
まさに夏の「成長」の気に相応する

養生方法を背くと、夏によく活動する心(心臓)が傷み、
秋になって瘧(おこり)になる。
※瘧とは→熱の一種で、マラリアなどがそうです。

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このように、夏場の熱や陽気を植物に例えながらも

植物と人間の共通する部分、気持ちの在り方などが書かれている古典です。

現在、温暖化が進み暑い日が続きそうですが

体調を崩さず、むしろ次の季節にも健康が続くように養生してください。

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【おおさこ鍼灸接骨院】
〜大分市鴛野の鍼灸接骨院〜
事前に電話・メールでのお問い合わせをお願いします。

(予約優先)
電話1(プッシュホン) 097−576−7739
メールする info@osako-treat.com

(急性腰痛,寝違い,坐骨神経痛,肉離れ、足首捻挫などのケガ治療
交通事故・持病の併用鍼灸施術なども気軽に電話・メールからの御相談どうぞ!)
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posted by 院長・佐藤 at 18:00| Comment(0) | 東洋医学的

2025年05月22日

【なんとなく体調不良を東洋医学で治す】

こんにちは!

大分市鴛野にある鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。




今回は前回の【初期の初期の】

に続いての内容です。

前回は病気の原因を書きましたが、今回はそこから東洋医学的に「どんな施術で治っていくのか」を

テーマに書いていきます。


まず、病態の状態把握が大切です。

・水が不足しているのか?
・寒気がして体が冷えているのか?
・肌荒れと身体の熱が関連しているのか?

…など、身体の表面的から体内のバランスが崩れているものや原因
を考えていくことが重要になります。

また、これは病気の段階パターンで病態は変化していくので

毎度の来院時や施術する際にはチェックするようにしています。

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「病態をチェックするには?」

血液、画像診断などの検査データの正常内だけど

体の不調を訴えて来院される方が多いです。

そういう場合でも、東洋医学では独特な診断方法があります。

@問診
A望診
B聞診
C切診(脈診・腹診)


という聞きなれない方法で“病気”ではなく“病人”をみることに力を注ぎます。

@問診:患者さんの主訴や自覚症状、既往歴、生活習慣…など
患者さんの辛い,気になるポイントを詳しく聞きます

A望診:患者さんの体型、動作、顔色、舌の色などをチェック

B聞診:患者さんの声や呼吸音、咳や話し方など耳から入る情報を統括

C切診(脈診・腹診):患者さんに触れて、脈を診る、お腹の状態を診る


この方法で、病態を調べて施術内容を決めていきます。
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「“病態”の種類は?」

病態には様々な原因が複雑に絡まっていたり、合併していたりと様々です。

しかし、大まかな内容はあり

@不足している
A過剰になっている
B寒証
C熱証


と分ける事ができます。

@虚証 = 不足している状態
不足しているものを補う施術内容になります。
水が足りない場合であれば、原因になっている臓腑を探し、その臓腑機能を向上させる治療を行います。

A実証 = 過剰になっている
過剰や変調の原因を探し、それらを退治する内容の施術を行います。
不調の原因を取り除けば、病気が収束し元気になるという考え方です。

B寒証
悪寒や手足の冷え、寒さを感じるの特徴。
顔色は青白く、舌や口はあまり乾いていない。
また、冷えが強いので冷房や冷たい飲食物を避ける傾向にあります。

気の衰え → 虚寒:手足の冷え、下痢症状、尿量増加傾向
寒冷が原因→ 実寒:悪寒や頭痛、せき、鼻水、冷えからの腹痛など



C熱証
顔色が赤く、熱く火照ている状態
口や舌は乾き、尿量の低下と共に便秘傾向
冷房や冷たいものを好む

水や血の不足   → 虚熱:午後に熱が高くなり、手足の裏が熱くなり、イライラしたり寝汗をかく
環境的な熱が原因 → 熱さ、目の充血に始まり発汗、口の強い乾きが顕著

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「病因を表す部位は?」
病気の原因がどの部分に存在するのかを表したものが“表裏”
表証・裏証です。

表:体の表面(皮膚・筋肉・骨・頭・鼻・のど)
半表半裏:中間(横隔膜より下にある臓器)
裏:体の奥深い部分、臓器


表証 → 病気の原因が表にある場合
裏証 → 病気の原因が裏にある場合


病気の6段階パターンでの移行もこの原理にあり

太陽病:表
少陽病:半表半裏
陽明病以降:裏

病状も表から裏へ移行していきます。

※6段階パターン
体力がある状態から体力の低下の状態へ移行していく過程も6つのステージが存在し

1、太陽病:悪寒や発熱、くしゃみ、関節痛。身体の表面に症状が出やすい
2,少陽病:往来寒熱、食欲不振、吐き気、口が乾きイライラする
3、陽明病:のどが渇く、満腹感、便秘、熱が体にこもる

1、太陰病:熱さを感じなくなり、冷えから下痢、嘔吐、腹痛
2,少陰病:体力が落ち、手足の冷え、寒気
3、厥陰病:突然熱が出たり、冷えが出たりの混合型
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「五臓六腑の働き」


ここで、前回のブログで出ていた五臓六腑が大切になってきます。

原因や大体の部位が特定できたならば、

何の臓器が弱っていたり、変調を起こしているのかを考え

実際にその臓器に効果的なツボを刺激して体調を回復させていきます。

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五臓六腑の働き一覧

・肝:血を蓄える蔵血と気を全身に行きわたらせる作用
・心:血を全身に送るポンプ作用、意識や思考をコントロール
・脾:消化吸収を行い運搬作用、血を脈内に納め巡らせる作用
・肺:空気の入れ替え作用、気や水を全身に届ける作用
・腎:生命活動の成長や活動と生殖を促す、水分代謝
・胆:胆汁を貯蔵、排出し消化をサポート
・小腸:胃から届いた食物の分別
・胃:脾と共に消化吸収作用
・大腸:不要物の排出
・膀胱:全身を巡った水分の排出
・三焦:気血水を全身に巡らせる(水路のような働き)

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2025年05月15日

【初期の初期の“病気”になる理由・東洋医学編】

こんにちは!

大分県の鍼灸院「おおさこ鍼灸接骨院」です。

季節的に中途半端な季節になってきました。

そろそろ衣替え?部屋の模様替え?

と、季節感の変化を感じつつ準備をしている方も多いと思います。

※以前、衣替えの前の洗濯についての記事を書いてみました。
https://ameblo.jp/osakosan-treat/entry-12865316960.html

「洗濯=化学」なんだな!!と、
自分自身が早く知っておきたかった情報をまとめてみました。良かったら読んでみてください。

そんな我が家では、季節に合わせて部屋の生活家電・模様替えをすることが面倒で

一年中出してても変じゃない・使える物を激選して買っています。

例えば…
・サーキュレーター
・湯たんぽ
・魔法瓶ポット
…などです。

あれ?それ季節感ありありでしょ?!

と、突っ込みたくなる商品もあると思いますが〜

意外と季節関係なく使えるんです。

サーキュレーター
→梅雨時期は洗濯物に、夏は扇風機として、冬は暖房効率を上げる
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湯たんぽ
→冬は暖をとり、夏は氷嚢として熱を取る
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魔法瓶ポット
→冬はお湯の保温、夏は飲み物の冷たさをキープ
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というように、ネーミングのイメージと反して年中使える物をチョイスしています。

意外と、年中使うようになって違和感が取れましたが…

来客時や友人からの目線は冷ややかなのは少し心が痛みます。苦笑
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今回は“病気になる理由・東洋医学編”という内容で

いつもの西洋医学的な感じから、

聞きなれない用語が多い東洋医学的な内容を簡潔に書いていこうと思います。

まず“病気”とタイトルに書きましたが、

病気のレベルとしては
・血液検査や画像診断などの検査では何も異常が無いもの
・病名がはっきりしない症状
・自律神経,免疫系,内分泌系が関係する症状
・症状初期の初期
と、いった『なんか調子が悪いんだよな』といった感じのものです。

そんな症状・状態のものが起きるメカニズムについて書いていきます。

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「(東洋医学的な考えで見た時の)体調不良の原因

@陰陽のバランスが崩れ、陰陽の失調が起きた時

A五臓六腑の働きが悪くなったとき

B気血水の停滞や流れやバランスが悪くなったとき



の3つが理由になります。

伝わりづらいので、補足を書いていきます。


@陰陽のバランスが崩れ、陰陽の失調が起きた時
→古代中国の哲学では存在する全てが対立する二つの属性に分けられると考えられています。
陰と陽は対立したり、お互いが制約したりしてバランスを保ちます。
※図は太極図といい陰陽を模式化したものです。


陰:非活動的、静的、寒性
陽:活動的、動的、熱性

としての真逆の性質があり、お互いが抑制・バランスの調和をはかっています。

これは、昼の暑い時間/夜の涼しい時間・夏/冬・男性/女性…というように

1日を通しても、季節でも、人間自身の中にも存在し

自分自身の健康状態も同様にバランスの取れた状態=健康な状態と考えられています。

このバランスが崩れれば、

陽が強すぎれば高熱を出したり、陰が強ければ精神的に弱ってしまったり

と、体調の不調になります。

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A五臓六腑の働きが悪くなったとき
→東洋医学では内臓を“臓腑”と呼び
“臓”+“腑”の2種類からできていると考えられています。

・内臓 = 臓腑= 臓 + 腑

袋状になっている:臓(肝/心/脾/肺/腎)
気や血、栄養素などを生成し貯蔵する働き

管状になっている:腑(胆/小腸/胃/大腸/膀胱/三焦)
食べ物や栄養が通る経路

また、五臓六腑という言葉がある通りで五臓と六腑はお互いに関係があり
表裏関係にもなっています。

なので、片方が悪くなると表裏関係上で反対側も不調に陥ってしまいます。
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B気血水の停滞や流れやバランスが悪くなったとき

・気:全てを構成する源で血、水も作られる
不足→内臓の働きが落ちる、疲れやすくなり手足がダルイ
滞り→胸や腹部が張ったり、痛みを感じる
逆流→せきや喘息などの呼吸器系の症状、げっぷや吐き気の消化器症状、イライラや怒りっぽく眩暈など

・血:食べ物の消化吸収された栄養素と結合し赤い液体(=血液)ができる
※血液より前の存在
不足→立ちくらみ、動悸、月経不順、不眠、物忘れなど
滞り→部分的に慢性的な痛み、顔のくすみ、目の下にクマができたり
熱→血が熱くなり過ぎてる状態では出血傾向になる、鼻血、血尿、血便


・水:血以外の水分
不足→栄養不足や胃などの不調,ストレス,過労から水分不足になり肌荒れ、関節痛、便秘などになる
停滞→食欲不振、下痢、痰による咳

どれか一つが過剰に生成されたり、不足状態になっても体調不良になりますが

それは、同時に3つのバランスが崩れることにもつながります。

この3つのバランスが崩れれば、循環が滞って体調を崩すと考えられています。
例)気が不足すれば、血と水が生成されなくなり体に熱を持ったり、循環器系の疾患になったり。
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病気になる考え方が何となく分かったけど

なぜバランスが崩れるのか?今回のテーマは初期の初期です。

もっと丁寧に、病状が悪くなる前の原因を。


「初期の初期の病気になる原因」

@外因:気候の変化が体に影響を与えている
(外因には6種存在し風・寒・暑・湿・燥・火がある)


風 →悪寒や発熱などの急な症状が起こる

寒 →寒さで気血水の循環が悪くなり、停滞する。
深部まで冷えた場合は嘔吐、下痢を起こす

暑 →発汗・発熱が起こり汗と共に気が放出され疲れてしまう

湿 →湿気の影響で気血水が停滞しやすい。湿は粘り気がありダルく痛みが続きやすい

燥 →乾燥による不調。肌や粘膜の乾燥からバリアが破られ感染症、肺の疾患が増える

火 →火が燃えるような急な高熱。また水が不足し筋肉や組織の損傷、出血が促進される



A内因:自分自身の感情が過剰になる事が原因
(内因は七情:喜怒思悲憂恐驚が存在する)


喜:喜び過ぎて気が緩み、心の制御ができなくなる。不眠や集中力低下

怒:起こり過ぎると気と血が頭に上昇して頭痛、めまい、動悸、脳卒中、不眠などを起こす

思:考えすぎると、気の停滞を引き起こし腹痛、食欲不振、膨満感、軟便が起きる

悲・憂:水の停滞が起きる。肺が傷つき咳や息切れ、胸苦しさになる

驚:激しく驚くと気が乱れて腎が傷つく。精神錯乱、物忘れ、動悸、不眠など



B不内外因:過労、ストレス、暴飲暴食、性生活の乱れが原因


このように、外的な環境要因だったり・内因的な自分自身の感情が原因だったりと

“病は気から”という言葉があるように

日常生活が原因で、症状が出る前の初期原因があります。

また、症状が出た場合の流れもあり

体力がある状態から体力の低下の状態へ移行していく過程も6つのステージが存在し

1、太陽病:悪寒や発熱、くしゃみ、関節痛。身体の表面に症状が出やすい
2,少陽病:往来寒熱、食欲不振、吐き気、口が乾きイライラする
3、陽明病:のどが渇く、満腹感、便秘、熱が体にこもる

1、太陰病:熱さを感じなくなり、冷えから下痢、嘔吐、腹痛
2,少陰病:体力が落ち、手足の冷え、寒気
3、厥陰病:突然熱が出たり、冷えが出たりの混合型


というように、ある程度パターンがあるので

自分がどのくらいの段階にあるのかを知るだけでも

対策の取り方が大きく変わり、結果も変わると思います。


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メールする info@osako-treat.com

(急性腰痛,寝違い,坐骨神経痛,肉離れ、足首捻挫などのケガ治療
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